在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

私はかつて、旅をしていた頃、
インドの強盗まがいのタカリ屋と戦ったことがある。
アラビアの変態男のタマ蹴りとばして戦ったこともある。
アフリカで２ｍくらいありそうな男たちに囲まれたときも大声をあげて戦った。
一度も負けたりはしなかった。

だから。

日本のおばちゃんにだって負けるかあーーーーー！

・・・と、自分に言い聞かせてみた。

ちょっと、めんどくさいことがあって。
大きな声でハッキリと断らなくちゃいけなかった。
NOと言いきる必要があった。
私はかなり頑張った。
旅のあれこれを思い出しつつ、戦った。
なのに！
おばちゃんって、インドの強盗よりも強いねん！
断っても断っても
追い払っても追い払っても
　「まーまーそんなこと言わんと」
って笑顔で迫ってくるねん！
旅先なら絶対におまわりさんに助けを求めてるレベル。

今後は、アフリカゾウと向き合ったことを思い出しながら、逃げることにする。

・・・今日は愚痴でごめんなさい。

今日一日で、印象的な言葉をふたつ、頂いた。

ひとつは『言葉』についての言葉。
あんなこと言わないほうが良かったかも・・・
と、後悔し始めたときにいわれた言葉。

　「想いがあふれて言葉になる。
　　それが言葉だ。
　　あふれる想いがあるのなら、それは言葉にするべきものだったんだ」

と。
いってよかったのだと自信をもてた。
その言葉にウソはなかったから。

もう一つ。

お隣さんから言われた言葉。
めっちゃ嬉しいこの言葉。

　「あら・・・やせた？」

そうなんです！
やせたんです！
初めて気づいてもらえた！！！！

ふたつの言葉でとても気分がよくなった。

先日。
深夜のバイトから帰り、ようやく布団に入ったのが午前４時半。
あっという間に眠りにおちた・・・が。
　「大変や！」
とう叫び声で跳ね起きた。
隣りのベッドの母である。
ガバッと布団をはねのけて（起き上がることはできない）、なにごとか叫んでいる。
・・・どうしたの！？
　「水道！ 誰か、水道、止めてくれた！？」
水道？
なんのこと？
　「わからん！」
言い切って、母はまたすやすやと眠りについた。
寝ぼけるにもほどがある。
貴重な睡眠時間を奪わないでほしい。
ぶつくさいいながら母の布団をかけなおし、私もまた寝た。
ほどなく朝がきた・・・。

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