在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
ちょっとかなしい夫婦喧嘩
「ほんまにもう!」
オヤジが突然、肩を怒らせて部屋に入ってきた。
・・・あれ?
オヤジは母と2人で夜のコーヒータイムを楽しんでいたのでは?
「ほんまいうこと聞かへんねん!
あの○○○○○!」
オヤジが母を罵る言葉を初めて聞いた。
驚いてすっとんでいくと、母は半ばベッドからずり落ちかけていた。
わっ、めっちゃ危ないやん!
苦労して引っ張り上げる。
・・・お母さん、どうしたの?
「あのね、お母さんね、隣の部屋にいこうと思ったの。
自分で歩いて行けるからっていうのに、お父さん、きいてくれなくて」
母は立てないし歩けない。
ひとりでは座ることもできない。
だけど、それを認識することもまたできないのだ。
左足が動きにくいけど歩くぶんには差し支えない、くらいに思ってる。
だから
「歩けるから大丈夫!」
とベッドから半身をのりだし落ちそうになっていたのだ。
・・・よくあることだ。
母は毎日おんなじことをいう。
そのたびに私たちは話題をかえて、さりげなくベッドに戻し、危険を避けていた。
なんで止めてくれなかったのときくとオヤジは
「止めたよ!でも歩けるってきかないんだ!」
もう本気で頭にきているようで、イライラした熊みたいになっていた。
母に「歩けないんだよ」と説明しても理解できない。
認知症なんだよ。
血管性認知。
高次脳機能障害っていうのかもしれないけど。
噛んでふくめるように説明するとオヤジはぽかんと口を開けて
「そうなのか?」
・・・えっ。
今更!?
ずっと前に説明したよね?
ドクターからも説明してもらったよね?
退院してきてからずっと一緒に暮らしてきたじゃない?
お母さんが理解できないのは脳の障害なんだよ!!
「でも、かあさん喋ることが普通だからそんなの思ってなかった」
いや、普通じゃないやろ全然!!!
母が倒れて11か月。
家に帰って来て4か月。
現状認識ができていないのはオヤジも同じでした。
実はオヤジは、30年いっしょに暮らした妹の障害のこともあんまり理解できていません。
なんど教えても知的障害についてはわかってもらえなかった。
『相手が理解できない』ことが理解できないらしい。
2人はこれから何度、こんなむなしい夫婦喧嘩を繰り返すのだろうか・・・。
励ましの1クリックよろしくお願いします!
↓
オヤジが突然、肩を怒らせて部屋に入ってきた。
・・・あれ?
オヤジは母と2人で夜のコーヒータイムを楽しんでいたのでは?
「ほんまいうこと聞かへんねん!
あの○○○○○!」
オヤジが母を罵る言葉を初めて聞いた。
驚いてすっとんでいくと、母は半ばベッドからずり落ちかけていた。
わっ、めっちゃ危ないやん!
苦労して引っ張り上げる。
・・・お母さん、どうしたの?
「あのね、お母さんね、隣の部屋にいこうと思ったの。
自分で歩いて行けるからっていうのに、お父さん、きいてくれなくて」
母は立てないし歩けない。
ひとりでは座ることもできない。
だけど、それを認識することもまたできないのだ。
左足が動きにくいけど歩くぶんには差し支えない、くらいに思ってる。
だから
「歩けるから大丈夫!」
とベッドから半身をのりだし落ちそうになっていたのだ。
・・・よくあることだ。
母は毎日おんなじことをいう。
そのたびに私たちは話題をかえて、さりげなくベッドに戻し、危険を避けていた。
なんで止めてくれなかったのときくとオヤジは
「止めたよ!でも歩けるってきかないんだ!」
もう本気で頭にきているようで、イライラした熊みたいになっていた。
母に「歩けないんだよ」と説明しても理解できない。
認知症なんだよ。
血管性認知。
高次脳機能障害っていうのかもしれないけど。
噛んでふくめるように説明するとオヤジはぽかんと口を開けて
「そうなのか?」
・・・えっ。
今更!?
ずっと前に説明したよね?
ドクターからも説明してもらったよね?
退院してきてからずっと一緒に暮らしてきたじゃない?
お母さんが理解できないのは脳の障害なんだよ!!
「でも、かあさん喋ることが普通だからそんなの思ってなかった」
いや、普通じゃないやろ全然!!!
母が倒れて11か月。
家に帰って来て4か月。
現状認識ができていないのはオヤジも同じでした。
実はオヤジは、30年いっしょに暮らした妹の障害のこともあんまり理解できていません。
なんど教えても知的障害についてはわかってもらえなかった。
『相手が理解できない』ことが理解できないらしい。
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これって褥瘡?
昨日のこと。
母が
「お尻が痛い」
と言いだした。
座っても仰向けで寝ても痛いという。
オムツをあけたら、あら残念!
仙骨のところに赤い斑点が。
先月できた初期の褥瘡はすぐに治った。
・・・治ったと思ってた。
でも残ってたんだろうなあ。
私自身の腰痛がぶり返したこの数日間、あんまり寝返りさせてあげられなかったから。
「ゴメンねー。褥瘡の怖さは身に染みてるはずなのに」
と母に謝った。
すぐに福祉用具のレンタル会社に連絡し、褥瘡防止用マットレスを持ってきてもらう手筈を整えた。
そしたら。
今朝。
起きて1分で母が言った。
「治った!!!」
いやいやいや。
それはないやろー。
褥瘡たった一晩では治らんやろ。
昨夜はあんなに痛がってたのにあんなに赤くなってたのに
「たった一晩でケロッと治るなんてそんなことあるわけ・・・」
といいつつオムツを開けたら
「治っとる!!!」
おしりきれい!
赤い斑点、きれいさっぱりなくなった!
あれはもしかして褥瘡じゃなかったのかな?
オムツかぶれとか?
オムツにシワ寄って痛かったとか?
どこかにぶつけて痣になってたとか?
「ダニかなんか虫に刺されたんじゃないの」
と妹が言った。
そうかもしれない。
よくわかんない。
本人はもう痛くないって言うんだけど、念のため車椅子にはエアクッションを使うことにした。
褥瘡防止用マットレスもせっかく届いたから今夜から使っている。
話をきいたら、噂に名高い『自動寝返り機能つき』マットレスもレンタルできるということだった。
お値段はふつうのマットレスの4倍だけど。
2時間ごとに寝返りさせるのって正直キツいから、考えてみよかな・・・。
私は褥瘡に対してびびりすぎなのでしょうか?
そうだねって思われた方も、それくらいでいいんじゃないって方も励ましの1クリックお願いします!
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母が
「お尻が痛い」
と言いだした。
座っても仰向けで寝ても痛いという。
オムツをあけたら、あら残念!
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先月できた初期の褥瘡はすぐに治った。
・・・治ったと思ってた。
でも残ってたんだろうなあ。
私自身の腰痛がぶり返したこの数日間、あんまり寝返りさせてあげられなかったから。
「ゴメンねー。褥瘡の怖さは身に染みてるはずなのに」
と母に謝った。
すぐに福祉用具のレンタル会社に連絡し、褥瘡防止用マットレスを持ってきてもらう手筈を整えた。
そしたら。
今朝。
起きて1分で母が言った。
「治った!!!」
いやいやいや。
それはないやろー。
褥瘡たった一晩では治らんやろ。
昨夜はあんなに痛がってたのにあんなに赤くなってたのに
「たった一晩でケロッと治るなんてそんなことあるわけ・・・」
といいつつオムツを開けたら
「治っとる!!!」
おしりきれい!
赤い斑点、きれいさっぱりなくなった!
あれはもしかして褥瘡じゃなかったのかな?
オムツかぶれとか?
オムツにシワ寄って痛かったとか?
どこかにぶつけて痣になってたとか?
「ダニかなんか虫に刺されたんじゃないの」
と妹が言った。
そうかもしれない。
よくわかんない。
本人はもう痛くないって言うんだけど、念のため車椅子にはエアクッションを使うことにした。
褥瘡防止用マットレスもせっかく届いたから今夜から使っている。
話をきいたら、噂に名高い『自動寝返り機能つき』マットレスもレンタルできるということだった。
お値段はふつうのマットレスの4倍だけど。
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クリスマスは子供たちのもの
クリスマスって何の日か知ってる?
と尋ねたら
「楽しいがたーくさんの日!」
と5才の姪っ子が教えてくれました。
母は
「クリスマスは子供たちのもの」
と言い切ります。
今年は我が家も久々に子供のいるクリスマスです。
親戚の子も遊びにきて大賑わい。
たくさんのプレゼント交換、サンタさんの密談、ジングルベル、長靴に入ったお菓子、大きなケーキ。
「楽しいがたーくさん!」
子供の笑い声であふれるイヴでした。
だけど。
クリスマスだろうが正月だろうが介護にはぜんぜん関係ない。
施設から帰ってきた妹が甘えて叫んで大暴れして
母は下痢ってオムツ交換がエンドレスで
私は体調わるくて機嫌わるくて
忙し過ぎて
思わず
「ウォーッ!」
って吠えてしまった。
隣の部屋で子供たちが怯えてた。
・・・ごめんな。
クリスマスはおばちゃんのものじゃないねん。
明日は妹も施設に帰すし
母もショートへ行ってもらって
姪っ子たちは遊びにいかせて
私はちょっと、ゆっくりするかな。
メリークリスマス!
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「楽しいがたーくさんの日!」
と5才の姪っ子が教えてくれました。
母は
「クリスマスは子供たちのもの」
と言い切ります。
今年は我が家も久々に子供のいるクリスマスです。
親戚の子も遊びにきて大賑わい。
たくさんのプレゼント交換、サンタさんの密談、ジングルベル、長靴に入ったお菓子、大きなケーキ。
「楽しいがたーくさん!」
子供の笑い声であふれるイヴでした。
だけど。
クリスマスだろうが正月だろうが介護にはぜんぜん関係ない。
施設から帰ってきた妹が甘えて叫んで大暴れして
母は下痢ってオムツ交換がエンドレスで
私は体調わるくて機嫌わるくて
忙し過ぎて
思わず
「ウォーッ!」
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