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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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ご近所の草花(71)

トラノオ。
白川郷にいっぱい咲いてた。



 「曲がり具合が虎のシッポみたいだから、トラノオっていうんだよ」
と姪っ子に説明しながら、
 「我が家の虎たちは今頃どうしているだろう」
と考えた。


(トラネコの尾)

一泊二日の家族旅行のあいだ、猫たちは家でお留守番だった。
たった一泊だし。
2匹だから寂しくないだろう。
猫たちを置いて一晩だけ出かけるのは初めてのことじゃない。
それでもすごく気になってた。

車が家に着くと、鍵をにぎりしめて玄関へ走った。
 「あじゃり、サンジ、ただいま!遅くなってごめんね!」
 「ニャー!」
鳴き声が応えた。
ドアを開けたらすぐ内側に猫たちがそろって待ち構えていた。

家族全員の帰宅に、猫たちは興奮しまくった。
サンジは、子供たちとまた会えたことが嬉しくて嬉しくて、嬉しすぎてワケがわからなくなって、まるで馬のように走り回っていた。

あじゃりも一緒に走りまわっていたが、猫用トイレに足をひっかけて、おもらしをしてしまった。
 「たいへんだ、あじゃりがオシッコしたよ!」
椿が叫ぶ。
あじゃりは恥ずかしさのあまり2階へ隠れていたけど
 「大丈夫だから、もう拭いたから」
母が呼びかけると、降りてきて、みんなの足にスリスリをした。
 「さびしかったの。それでうれしかったの」
そう言ってた。

猫はクールに見えるけど、愛情深くて寂しがりやの動物だ。
来週、姪っ子たちがオーストラリアに帰ってしまったら、またひどく寂しがってその辺りを探しまわるんだろうな。


(「サンジに、お花、つけてあげるね」)
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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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