親父とケンカした夜、眠れなくて
次の夜もまた眠れなくて
のたうちまわっていたら、あじゃりが布団にはいってきた。
大きな老猫は私の腕のなかにはいると、体をぴったりくっつけて
ごろごろ
ごろごろ
のどを鳴らした。
低くて心地いい振動が肩から全身につたわって
まるで私の心臓が
ごろごろ
ごろごろ
鳴ってるみたいだった。
ごろごろ
ごろごろ
ごろごろ
ごろごろ
猫のやさしい歌に聴き入っていたら、いつのまにか、眠ってた。
目が覚めると元気になって、
「遊びにいこう」
って思うことができた。
ありがとう、あじゃり。
(予告:明日じゅうに宝塚ブログ更新します。)
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