今よんでる本。
ピーター・ディッキンソンの
『血族の物語』。
若い頃に『エヴァが目覚めるとき』を読んでこの作者の筆致に惚れた。
今読んでも、違う作品でも、やっぱり惚れる。
想像力で紡ぎあげた世界なのに、翻訳ものなのに、地に足つきすぎて引きずりこまれる重量感は何。
20万年前のアフリカ人類の話。
6人の子供が一族から離れ孤立してしまう。
厳しい原始の自然の中で、年長の少年スーズは年下の仲間を守って生きていく決意をする。
「ぼくはこの子たちのお父さんだ・・・。」
頑張れスーズ!
負けるなスーズ!
・・・私も、頑張る。
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