在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
明日
「明日ね。お母さんが帰ってくるんだよ。」
耳元でささやくと、寝そべっていたアジャリはむくりと顔を起こした。
猫は言葉をしゃべらない。
黙って耳をぴくぴくさせ、目を見開いてみつめるだけ。
それから鼻を私の手の甲に寄せてきた。
「本当だよ。本当に、帰ってくるんだよ。
夜もアジャリといっしょに寝てくれるよ」
アジャリは私の手を軽く噛んだ。
甘えているのだ。
わかっているのだ。
嬉しいのだ。
「明日だよ。」
念を押しておいた。
・・・明日。
とうとうその日がやってくる。
ずっと夢みていた「明日」。
このブログにもどこかで書いた。
私の願いは
「家族そろって家でごはんを食べること」
母が倒れる前日、みんなで私の旅立ちの壮行会をやってくれた。
家のなかはにぎやかで、テーブルにはおいしい手料理がならんだ。
猫たちも嬉しそうだった。
あの夜をもう一度。
家族そろってごはんを食べる。
ただそれだけの。
ささやかで尊い幸せ。
「いつか来るだろう明日」。
それがほんとに、明日くる。
耳元でささやくと、寝そべっていたアジャリはむくりと顔を起こした。
猫は言葉をしゃべらない。
黙って耳をぴくぴくさせ、目を見開いてみつめるだけ。
それから鼻を私の手の甲に寄せてきた。
「本当だよ。本当に、帰ってくるんだよ。
夜もアジャリといっしょに寝てくれるよ」
アジャリは私の手を軽く噛んだ。
甘えているのだ。
わかっているのだ。
嬉しいのだ。
「明日だよ。」
念を押しておいた。
・・・明日。
とうとうその日がやってくる。
ずっと夢みていた「明日」。
このブログにもどこかで書いた。
私の願いは
「家族そろって家でごはんを食べること」
母が倒れる前日、みんなで私の旅立ちの壮行会をやってくれた。
家のなかはにぎやかで、テーブルにはおいしい手料理がならんだ。
猫たちも嬉しそうだった。
あの夜をもう一度。
家族そろってごはんを食べる。
ただそれだけの。
ささやかで尊い幸せ。
「いつか来るだろう明日」。
それがほんとに、明日くる。
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