在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

アジャリは今年、１５歳になる。
おじいさん猫である。
私のベッドによじのぼるのも一苦労なトシである。
居間には高さ２ｍを越すキャットタワー（猫の遊び場）があるが
てっぺんに上れるのは若いサンジだけ。
アジャリには無理。
みんながそう思ってた。
それなのに。

・・・登ってもた！


（上がアジャリです。）

なぜ今日に限って張り切ったのかはわからないが
てっぺんまで上りきったアジャリは、
ものすごく得意そうな顔をしていた。
偉そうな顔をしていた。
きっと快感だったのだろう。
サンジが下から懸命に
　「そこは僕の場所なのにー！」
と主張していたけれど、若造の敵う相手ではない。
アジャリはかなり長いあいだ、てっぺんからみんなを見下ろしていた。

　「・・・もしかして、自分で降りてこられないんじゃない？」
母が心配していた。
（大丈夫でした。）