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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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「みんなで介護する社会」という夢

スーパーのレジに並んでいたら電話がかかってきた。
母をみてくれている人からで
 「あのね、お母さんがトイレに行きたいんだって、どうしよう?」
どうしようって!
すぐ帰ります!

今日は子供オーケストラの練習日。
母も参加するというので車椅子にすわらせ、練習場においてきた。
練習を聞くだけだから放置で大丈夫だろうと思っていた・・・今までは大丈夫だったのに。
トイレに行きたいと言い出すなんて!

走りに走って練習場に戻ると。
母は車椅子用トイレにちんまり座っていた。
母の友人と、オケの教え子が、2人でトイレ介助してくれたのだ。
・・・2人とも介護経験のない素人なのに!
私は謝り倒し、お礼を言い倒した。

母が
 「どうしてもトイレに行きたいから連れてって、大丈夫だから」
と頼んだらしい。
大丈夫ちゃうやろ!
コケたらどうするねん!
自分はともかく友達にまでケガさせる気か!
と、思わず私は怒ってしまった。
そしたら母は言うのだ。
 「大丈夫よ。
  昔からゆうこで練習してもらってるから」
どうやら今までにも妹の介助をさんざん手伝わせてきたらしい。
手伝ってくれたひとは
 「いつでもどうぞ!」
と笑顔でいってくれた。

母は言う。
 「みんなに介助してもらいたい」
って。
介護は、誰かひとりだけが負担するのじゃなく。
まわりのひと、仲の良い人がお互いみんなでやっていくのがいいんだって。
若いときはみんなの介護をし、
年をとったらみんなに介護してもらう。
そんな世の中になれば。
みんなで自然に介護できるような社会になれば。
障がい者がマイノリティーじゃなくなれば。
そしたらきっと、誰にとっても生きやすい社会になるって。

壮大な夢だなあ・・・。

日本人は「ひとさまに迷惑をかけてはいけない」と考える文化だからきっと難しい。
だけどもし「迷惑はお互い様だからお互いにそれを許そう」と考えることができれば。
変わるのかもしれない。
いつかそんな日がくるといいな。

ちなみに私はトイレ介助のしすぎて腰がちょっと痛いです。
35分間に5回もトイレ行った・・・新記録。
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無題

by 菜の花子 | 2014/05/19 10:48 | EDIT
お母さん、ほんとにいいこと言うな~。
さすが苦労人です。介護して、介護してもらってが当たり前の世の中、そうなったら素敵だな。でもやっぱり、出来れば自分は介護されないで、一生を終りたいって、心の狭い私は思ってしまう。だめだな~。修行が足りんな。
 泌尿器科には行った方がいいです。
薬飲んだ方が、飲まないよりも頻尿少し楽になります。

>菜の花子さん

from だだ | 2014/05/19 21:52
やっぱり病院行こうと思います。
多尿頻尿は祖父も妹もなので、そういう遺伝なのかなって思ってたんですが、近ごろはさすがに酷くって。
介護される側にはできればなりたくないですが、こればっかりはどうにもなりませんものね。
そういえば母もポックリ寺とか行ってましたが(笑)。
介護人口はこれからますます増え、介護者の手が足りなくなることが目にみえています。
困った時、家族や介護職じゃない人からも自然に手をさしのべてもらうことができたら、心強いなと思います。

初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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