在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
恐ろしい衣替え
終わらない・・・。
終わらない・・・。
私は悪夢にうなされる。
終わらない・・・。
終わらない・・・。
母の衣替えが終わらない。
去年の夏は入院中だったからパジャマとジャージさえあればよかった。
今年は夏服を探さなくちゃ。
そういって5月初旬に初めて母のタンスに手をかけた。
そしたら!
服が!
信じられないくらいたくさん服があるの!
入口のタンス。
2つ目のタンス。
押入れ。
天袋。
納戸。
物置になってる和室。
開けても開けても、服がぎっしり!
ぎゅうぎゅう詰につめこまれた服また服!
「母はもしかして溜め込む病気だったのだろうか?」
と本気で疑うレベル。
母は「捨てられない一族」の長女。
捨てられない祖父と祖母、2人分の遺品を受け継いだ。
そのうえに自分の服を数十年にわたって捨てずにとってある。
障害をもつ末娘の服もついでに20年ぶんくらい。
黄ばんでしまったブラウスが数十枚
シミだらけのスカート数十着
小さくなって着られなくなったワンピースもずらりと並べて売れるほど
虫食いのセーターが山積み
おばあちゃんのも山積み
お爺のコートも吊るしてあるし
いかつい肩パットもたくさん見つかったし
びっくりするほど短いミニスカートまで出てきた。
・・・服の洪水にのみこまれそう。吐き気がする。
理由はわからないけどたぶん「服を捨てる」っていう概念がないのだと思う。
本を捨てないのと同じように。
夥しい数の洋服はすべてきちんと畳まれ、防虫剤とともに箱にしまいこまれている。
きれいに整理していたのだ。
だけど肝心の母の記憶は病気で欠けてしまったから。
「お母さんの半袖はどこ?」
ときいたら
「和室の天袋」
なんていう。
天袋を開けたら、なんとお爺の股引がでてきた。割り箸でつまんで捨てた。
あれから1か月半。
Tシャツと薄手のパンツだけは引っ張り出せたけど、母の夏服の大半は今も埋もれたままだ。
服の山を掘り返しているうちに、部屋は足の踏み場もないほど服で埋まってしまった。
ガンガン捨てているけどまだ床も見えない。
いったい何百着あるんだろう?
あまりにも途方もない量なので泣きたくなった。
この衣替え、一生終わらない気がする。
・・・人間にも、自前の毛皮が生えてたらよかったのになあ。
終わらない・・・。
私は悪夢にうなされる。
終わらない・・・。
終わらない・・・。
母の衣替えが終わらない。
去年の夏は入院中だったからパジャマとジャージさえあればよかった。
今年は夏服を探さなくちゃ。
そういって5月初旬に初めて母のタンスに手をかけた。
そしたら!
服が!
信じられないくらいたくさん服があるの!
入口のタンス。
2つ目のタンス。
押入れ。
天袋。
納戸。
物置になってる和室。
開けても開けても、服がぎっしり!
ぎゅうぎゅう詰につめこまれた服また服!
「母はもしかして溜め込む病気だったのだろうか?」
と本気で疑うレベル。
母は「捨てられない一族」の長女。
捨てられない祖父と祖母、2人分の遺品を受け継いだ。
そのうえに自分の服を数十年にわたって捨てずにとってある。
障害をもつ末娘の服もついでに20年ぶんくらい。
黄ばんでしまったブラウスが数十枚
シミだらけのスカート数十着
小さくなって着られなくなったワンピースもずらりと並べて売れるほど
虫食いのセーターが山積み
おばあちゃんのも山積み
お爺のコートも吊るしてあるし
いかつい肩パットもたくさん見つかったし
びっくりするほど短いミニスカートまで出てきた。
・・・服の洪水にのみこまれそう。吐き気がする。
理由はわからないけどたぶん「服を捨てる」っていう概念がないのだと思う。
本を捨てないのと同じように。
夥しい数の洋服はすべてきちんと畳まれ、防虫剤とともに箱にしまいこまれている。
きれいに整理していたのだ。
だけど肝心の母の記憶は病気で欠けてしまったから。
「お母さんの半袖はどこ?」
ときいたら
「和室の天袋」
なんていう。
天袋を開けたら、なんとお爺の股引がでてきた。割り箸でつまんで捨てた。
あれから1か月半。
Tシャツと薄手のパンツだけは引っ張り出せたけど、母の夏服の大半は今も埋もれたままだ。
服の山を掘り返しているうちに、部屋は足の踏み場もないほど服で埋まってしまった。
ガンガン捨てているけどまだ床も見えない。
いったい何百着あるんだろう?
あまりにも途方もない量なので泣きたくなった。
この衣替え、一生終わらない気がする。
・・・人間にも、自前の毛皮が生えてたらよかったのになあ。
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Comment
妖怪ふくふく入道ですな。
だださん、こんばんわ。
うふふ、
お母様の服に埋もれるのは悪夢と思いきや、現実だったのですね。
でも、このお話を読んで、わたしは救われた思いがしましたですよ。
うちだけじゃない!
うちなんてまだカワイイもんだ!って。
わが母は洋裁を仕事にしていたこともあり、
若いころは戦中戦後の物不足だったこともあり、服地を買うのが大好きだったのですよ。
きっと残りの人生では、作りきれないし、着きれないほどあります。
最近は、認知症の症状のひとつか、生地を買う・作るというモチベイションがでないようで
残念ではありますが。
今では反対に少しやる気を出してもらいたいと
ユザワヤ(大手の生地手芸材料店)に連れて行くくらいなのですが…。
作るために本を買うのですが、作らない。
だださんのおかげで、
ワールドカップが終わったら(自分に甘いですね)、物置の中の生地に着手しよう!
という気持ちになりましたです。
はやく悪夢から解放されますよう祈っています。
うふふ、
お母様の服に埋もれるのは悪夢と思いきや、現実だったのですね。
でも、このお話を読んで、わたしは救われた思いがしましたですよ。
うちだけじゃない!
うちなんてまだカワイイもんだ!って。
わが母は洋裁を仕事にしていたこともあり、
若いころは戦中戦後の物不足だったこともあり、服地を買うのが大好きだったのですよ。
きっと残りの人生では、作りきれないし、着きれないほどあります。
最近は、認知症の症状のひとつか、生地を買う・作るというモチベイションがでないようで
残念ではありますが。
今では反対に少しやる気を出してもらいたいと
ユザワヤ(大手の生地手芸材料店)に連れて行くくらいなのですが…。
作るために本を買うのですが、作らない。
だださんのおかげで、
ワールドカップが終わったら(自分に甘いですね)、物置の中の生地に着手しよう!
という気持ちになりましたです。
はやく悪夢から解放されますよう祈っています。
>まあささん
from だだ | 2014/06/20 19:34
妖怪ふくふく入道!
なんてピッタリな名前でしょうか!
これからはそう呼ぶことにします。
ほんとにもう非現実的なくらいの服の量なんです。
まあささんのお母様は、若い頃に苦労されたからその反動で買いすぎちゃうところもあったのでしょうか。
また作ってくださるといいですね。
うちの妖怪ふくふくは一朝一夕には退治できませんので、12月までに片づけるのを目標に頑張りたいと思います。
なんてピッタリな名前でしょうか!
これからはそう呼ぶことにします。
ほんとにもう非現実的なくらいの服の量なんです。
まあささんのお母様は、若い頃に苦労されたからその反動で買いすぎちゃうところもあったのでしょうか。
また作ってくださるといいですね。
うちの妖怪ふくふくは一朝一夕には退治できませんので、12月までに片づけるのを目標に頑張りたいと思います。