在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
どうしても、どうしても・・・!
病気で倒れてから、母には妙な癖ができた。
癖というかこだわりというか。
「気になるものを見つけたら、我慢できない」
というもの。
大抵すごくつまらない、どうでもいいものばかり。
たとえば家族で車で出かけ、
「次の信号を左だ」
「いや右だよ」
と必死で道を探しているときに。
母が突然、
「ねえ見て!見てあれ!」
と大声をあげる。指をさす。
「『七転び八起き』って店があったよ!
ねえ、ねえってば!
七転び八起きだって!
おもしろいね!」
どうでもいいし、おもしろくないし、今それどころじゃない。
それが母にはわからない。
空気を読むことができない。
気になるものを見つけたら、それを人に教えなければ気が済まない。
「どうしても、どうしても、みんなに言いたかったの!」
まるで小さな子供みたいに。
1クリックで応援よろしくお願いします!
↓
だから今日、みんなでランチを食べてるときに、母が
「ねえ!見てあれ!」
といいだしても、またか、としか思わなかった。
「あれ見て!」
うんうん。
「抽選会やってるよ!」
はいはい。
「ガラガラって音がするね!」
うんうん。
「あんた抽選やってきてよ!」
はいはい。
ガラガラが気になって気になって。
母はもう食事どころじゃなかった。
商店街のイベントだったので、カフェのお会計で抽選券を2枚もらうことができた。
・・・よかったね、これでガラガラ2回まわせるよ。
なのに母は
「でもお母さんはクジ運ないから、あんたが回しておいで」
という。
私が小さかったときみたいに、譲ってくれるつもりなのだろう。
私はいいよ。
お母さんが回してよ。
「うん!」
母ははりきって抽選に挑んだ。
こういう時ってだいたい、はずれる。
誰ひとり期待していなかった。
が!
神は存在した!
ガラガラー。
「おめでとうございます!4等でーす」
ガラガラー。
「おめでとうございます!3等でーす」
見事2回とも当てた!
賞品の果物セットとブランケットを、
母はものすごく嬉しそうに大事そうに胸に抱えて帰った。
幸せそうでよかった・・・。
(薄いブランケットなのであじゃり様が使っています)
癖というかこだわりというか。
「気になるものを見つけたら、我慢できない」
というもの。
大抵すごくつまらない、どうでもいいものばかり。
たとえば家族で車で出かけ、
「次の信号を左だ」
「いや右だよ」
と必死で道を探しているときに。
母が突然、
「ねえ見て!見てあれ!」
と大声をあげる。指をさす。
「『七転び八起き』って店があったよ!
ねえ、ねえってば!
七転び八起きだって!
おもしろいね!」
どうでもいいし、おもしろくないし、今それどころじゃない。
それが母にはわからない。
空気を読むことができない。
気になるものを見つけたら、それを人に教えなければ気が済まない。
「どうしても、どうしても、みんなに言いたかったの!」
まるで小さな子供みたいに。
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だから今日、みんなでランチを食べてるときに、母が
「ねえ!見てあれ!」
といいだしても、またか、としか思わなかった。
「あれ見て!」
うんうん。
「抽選会やってるよ!」
はいはい。
「ガラガラって音がするね!」
うんうん。
「あんた抽選やってきてよ!」
はいはい。
ガラガラが気になって気になって。
母はもう食事どころじゃなかった。
商店街のイベントだったので、カフェのお会計で抽選券を2枚もらうことができた。
・・・よかったね、これでガラガラ2回まわせるよ。
なのに母は
「でもお母さんはクジ運ないから、あんたが回しておいで」
という。
私が小さかったときみたいに、譲ってくれるつもりなのだろう。
私はいいよ。
お母さんが回してよ。
「うん!」
母ははりきって抽選に挑んだ。
こういう時ってだいたい、はずれる。
誰ひとり期待していなかった。
が!
神は存在した!
ガラガラー。
「おめでとうございます!4等でーす」
ガラガラー。
「おめでとうございます!3等でーす」
見事2回とも当てた!
賞品の果物セットとブランケットを、
母はものすごく嬉しそうに大事そうに胸に抱えて帰った。
幸せそうでよかった・・・。
(薄いブランケットなのであじゃり様が使っています)
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