在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
夜明け前のトイレ
あれは昨年末。
明け方まで残業をしていた時のことだ。
そんな時間の残業は珍しく、働いているのは私たちの部署数人だけだった。
午前4時半頃。
ようやくひと段落したのでトイレにいった。
個室に入ったところでキィ・・・とドアが開く音が聞こえてきた。
続いて靴をはきかえ、ゴムのスリッパで歩く音。
シュッ、シュッ、シュッ。
残業している女子は私ともう一人しかいなかったから、彼女が来たのだろうと思った。
だが不思議なことに、そのあと個室のドアの開く音や水をつかう音はいっさい聞こえてこない。
なんの音もしない。
出ていっても誰もいない。
仕事場へもどってもう一人の女子に
「今トイレに来てた?」
とたずねると
「行けるわけないやん!」
怒られてしまった。
トラブルが発生して仕事を離れられる状態じゃなかったのだ。
いや、彼女だけじゃない。
男性陣もてんやわんやで
「全員ずっとここにいたよ」
ということだった。
じゃああれは、誰だったのだろう。
この話を先輩にしたら
「うん、あるよ、そういうこと」
と言われた。
・・・よくあることらしいです。
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