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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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苺ジャムもそのままに

なんだかうまくいかなくて。
薬がうまく効かなくて。
夕方からずっと母のそばを離れられないでいる。
いまも2人でドラマをみながら薬が効くのを待っているところ。
苺ジャムつくりかけで放置してるんだけど、大丈夫かな・・・。



写真は、母がデイサービスで作ってきたお雛様。
スタッフさんが誘導してくれたのだろう。
えらく斜に構えた顔が描いてある。

このブログ、メンテナンスのせいで明日の午前中はコメントが記入できませんのであしからず。
・・・明日は良い日になりますように。

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夢への練習

淡路島へ行った。
イチゴ狩りをするために。


(キャプテン、イチゴを狩る)

本当は、うちの地元にもビニールハウスがたくさんある。
イチゴ狩りくらい近場でできる。
なのにわざわざ淡路島まで狩りにきた。
というのも
 「遠出をしたい」
と母がいいだしたから。

淡路島までは片道1時間半のドライブだ。
高速を走り、山を越える。
トンネルをくぐり、明石海峡大橋をわたる。



穏やかであたたかな一日。
ひさしぶりにみる海を、母は喜んだ。
 「気持ちがいいねえ」
と何度もくりかえした。

ドライブをして、お昼を食べて、イチゴを狩っただけで帰る。
まるで子供の遠足だけど。
とても楽しい遠足だった。

お花見、美術館、コンサート、USJ、史跡めぐり。
これからいろいろ連れていこうと思う。

お出かけしよう。
外に出よう。
遠出をしよう。
遊びにいこう。
もっと、もっと!

いろいろな身障者用トイレに慣れて
ガタガタ道にも慣れて
人ごみにも慣れて
スロープのない困難にも慣れて
どこにでも行けるようになったら
そしたら
そしたらいつか
夢のザルツブルグにだって行けるかもしれないじゃないか。
(オヤジがロト7を当てたらの話・・・。)

だからこの小さな遠足は、夢の旅行のための練習。
はじめの第一歩なのだ。

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主治医さがしの旅

「主治医とケアマネージャーは、よーく選ばなくちゃいけないよ。
  当たり外れが大きいからね!」
と近所のおばちゃんに言われた。
うちは、両方ともはずした。残念。

ケアマネさんはおいといて。
主治医は選びなおそう。
市民病院の先生はろくにみてくれない。
痺れがひどかったときも、血流が悪すぎて爪がはがれたときも、夜中に吐いたときも、
あからさまにPC画面ばかり見てろくに患者をみないのだ。
診察時間は、1分。
あんまりひどいので担当を替えてもらったが、今度は
 「それくらい」
って言われちゃった。
 「それくらい、町のお医者さんでみてもらってくださいよ」

そっかー。
それくらいなのかー。
じゃあ町のお医者さんにいこう。
内科に行こう。
親切なことで有名な、近所の病院に行ってみよう。

で、行ったらめちゃめちゃ混んでいて。
待合室で2時間。
点滴で2時間。
会計でさらに30分。
母はぐったりしてしまった。

病院いって具合わるくなったら世話ないな。
よそいこ、よそ。

今日行ったのは初めていく内科。
めっちゃすいてた。
閑古鳥ないてた。
待ち時間、3分。
あんまりにもひとけがなくて寂しいので
 「心配・・・」
と母がつぶやいた。

月曜の朝からガラガラな病院の先生ってどうなんだろう?
評判が悪いのかもしれない。
ウデが悪いのかもしれない。
人が悪いのかもしれない。
少なくとも、口は悪かった。
 「吐いた翌朝に何食べた?」
ときかれて
 「パンとソーセージ」
って答えたら、ハッキリきっぱり叱られた。
 「吐いたあとにあぶらっこいもん食べさせたらアカンやろー!」
私が叱られた。
目をみて叱られた。
 「おかゆとか、柔らかいもんじゃないとな、誤嚥したら大変やぞ!」
お説教、めっちゃ長かった。

あの病院がはやらない原因は、医者としてのウデ以前に、優しくないからかもしれない。
なにしろ怖い。
ネチネチ叱る。
でも、空いてて暇なんで、話はじっくりきいてくれた。
嘔吐のことを相談するのは4人目だったが、叱る人も、目をみて話す医者も初めてだった。
それに、私にはめっちゃ強気で叱るくせに、
母に話しかけるときは別人のように優しかったのだ。
それがちょっと嬉しかった。
結局、嘔吐の原因は不明のままだが、ツンデレ先生は胃薬をだして
 「これで治らなかったら、こんどはちゃんと診てもらえるように、検査してもらえるように、僕が紹介状かきますから」
といった。
治ったら、この先生をかかりつけにしようと思う。
治るといいなー。

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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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