在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
桜とゲームとお弁当
今年最後のお花見は地元の桜だった。
宝塚では散り始めているソメイヨシノが、このへんではようやく開いたばかり。
北へ北へと進んでいけば長く桜が楽しめる。
お天気は、ギリギリだったけど。
どこのお花見会場でも子供連れが多かった。
敷物をひろげお弁当を食べている親子連れ。
カラフルなお重の弁当箱がおいしそう。
3回の花見のうちで一度だけ、違和感をおぼえるファミリーを見た。
お父さんとお母さん、幼稚園くらいの妹がお弁当を食べている横で、ゲームをしているお兄ちゃん。
まだ小学校低学年くらい。
親子3人がおしゃべりしながらご飯を食べているのに、ひとりでゲームに熱中する男の子。
家庭にはいろんな事情があるだろうし、今の子は外で遊ばせてもらえないし、友達どうしゲームでわいわい楽しむのは悪いことじゃないと思う。
私もゲーム好きだし、本にはまるのとゲームにはまるのはすごく似ているから、どこにでもゲームを持っていく気持ちはわかる。
でも。
家族いっしょなのに。
あたまの上には桜が咲いてるのに。
こんなにきれいなのに。
もったいなくない?
・・・って思ってたら、その子のお母さんもケータイいじってたよ。
その一瞬、ほんの一瞬、
「ケータイとかゲームとか、この世の中から全部なくなればいいのに」
って思った。
宝塚では散り始めているソメイヨシノが、このへんではようやく開いたばかり。
北へ北へと進んでいけば長く桜が楽しめる。
お天気は、ギリギリだったけど。
どこのお花見会場でも子供連れが多かった。
敷物をひろげお弁当を食べている親子連れ。
カラフルなお重の弁当箱がおいしそう。
3回の花見のうちで一度だけ、違和感をおぼえるファミリーを見た。
お父さんとお母さん、幼稚園くらいの妹がお弁当を食べている横で、ゲームをしているお兄ちゃん。
まだ小学校低学年くらい。
親子3人がおしゃべりしながらご飯を食べているのに、ひとりでゲームに熱中する男の子。
家庭にはいろんな事情があるだろうし、今の子は外で遊ばせてもらえないし、友達どうしゲームでわいわい楽しむのは悪いことじゃないと思う。
私もゲーム好きだし、本にはまるのとゲームにはまるのはすごく似ているから、どこにでもゲームを持っていく気持ちはわかる。
でも。
家族いっしょなのに。
あたまの上には桜が咲いてるのに。
こんなにきれいなのに。
もったいなくない?
・・・って思ってたら、その子のお母さんもケータイいじってたよ。
その一瞬、ほんの一瞬、
「ケータイとかゲームとか、この世の中から全部なくなればいいのに」
って思った。
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こころの桜
去年おととし見られなかったぶん、今年はたくさん花見をする。
2回目の花見は、心のふるさと宝塚の花だ。
ひとめ見て、やっぱり、ここの桜は特別だと思った。
私はものごころつく前からファミリーランドで遊び大劇場で育ってきたから。
反抗期の半分くらいはこの並木道に腰掛けてすごしたから。
従妹と2人でガーデンフィールズを歩いた。
歩道橋の上から、むかし遊園地だったところを眺めた。
夢の跡地は白い桜に覆われていた。
桜がまぶしい。
お日様がまぶしい。
空が真っ青だ。
子供の頃とおんなじに。
この空のどこかにまだ観覧車やバーンストーマーが飛んでいるような気さえした。
「今でもファミリーランドの音が聞こえてきそうだね」
と従妹が言った。
・・・ああ、まだ耳に残ってる。
駆け抜けるジェットコースターの轟音と悲鳴、乗り物が発車するときのサイレン、メリーゴーランドの音楽、動物園のアシカの鳴き声。
前日の雨で花はすでに散り始め、水面は桜色にそまっていた。
桜が毎年とくべつなのは、出会いと別れをくりかえすこの季節、頭上に咲いてるからだろう。
嬉しいことも悲しいことも。
みんないっしょに思い出すから。
私はここでいったい何人の友達と出会い、何度ケンカをし、何人のスターを見送ってきたことだろう。
泣いたり笑ったりしながら。
この、桜並木の下で。
2回目の花見は、心のふるさと宝塚の花だ。
ひとめ見て、やっぱり、ここの桜は特別だと思った。
私はものごころつく前からファミリーランドで遊び大劇場で育ってきたから。
反抗期の半分くらいはこの並木道に腰掛けてすごしたから。
従妹と2人でガーデンフィールズを歩いた。
歩道橋の上から、むかし遊園地だったところを眺めた。
夢の跡地は白い桜に覆われていた。
桜がまぶしい。
お日様がまぶしい。
空が真っ青だ。
子供の頃とおんなじに。
この空のどこかにまだ観覧車やバーンストーマーが飛んでいるような気さえした。
「今でもファミリーランドの音が聞こえてきそうだね」
と従妹が言った。
・・・ああ、まだ耳に残ってる。
駆け抜けるジェットコースターの轟音と悲鳴、乗り物が発車するときのサイレン、メリーゴーランドの音楽、動物園のアシカの鳴き声。
前日の雨で花はすでに散り始め、水面は桜色にそまっていた。
桜が毎年とくべつなのは、出会いと別れをくりかえすこの季節、頭上に咲いてるからだろう。
嬉しいことも悲しいことも。
みんないっしょに思い出すから。
私はここでいったい何人の友達と出会い、何度ケンカをし、何人のスターを見送ってきたことだろう。
泣いたり笑ったりしながら。
この、桜並木の下で。
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