在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

先週、ストレスがＭＡＸだった時のこと。
うんざりするようなメールの間に、１通だけ、友達のメールが挟まった。

『元気にしてる？ 大丈夫？
　季節の変わり目だから体に気をつけてね』

ただそれだけだった。
それだけなのに。
険しいメールに挟まれた、優しい言葉に涙が出た。

ブログも教えてないし、普段あまりメールもしない子だから、私が疲れてることなんて知るはずがない。
どうして突然メールをくれたの？
ってきいたら
　「あんたの夢をみたから」
と返ってきた。

そういえば彼女は以前にも、私がアフリカで途方にくれているときに
　「いろんな空や雲や虹をみてきてね」
と、唐突なメールをくれたのだった。
携帯をにぎりしめたまま車窓から空を見上げた私は、アフリカの空の大きさにいろいろふっきれたのだった。
あのひと何か霊感があるのかもしれない。

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ブログの内容が不穏だったのでしょうか。
別の友達もメールをくれました。
ラインをくれた人もいました。
電話でいっぱい愚痴りました。

皆さん、心配かけてごめんなさい。
腰痛も治りました。
体重も増えてきました。やばいです。

たしかにいろいろあるんだけども、
何よりも
今日の私は
月９ドラマの初回を見逃して打ちひしがれております。
すっごく
すっごく
すっごく
楽しみにしてたのに！
再放送ってないの！？

ちょっと！
ちょっと今日は！
嬉しい話を聞いてください！

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去年、私は東南アジアを旅する予定でした。
ミャンマーに行く計画で、あらかじめ米ドルを用意していました。

ところが旅行は母の病気で１日で頓挫。
手元には米ドルが残りました。

・・・米ドルが。

上がってる！
今だ！

一昨日、金券ショップに行ったんです。

１ドル95円で買った650ドルが
１ドル107円で売れました。

なんか儲かった！

ウィーンに0.1歩近づいた！

0.1歩？
と、思うでしょ？

私が文章を500字書いて100円の内職をしてるって話すと
「えっ百円？（笑）」
思わず笑う人がいる。
時給いくらだよとか思うんだろうな（ちなみ500字8分ペースです。遅い…。）

笑いたければ笑うがいい。
今は0.1歩でも。
1000回くりかえせば100になる。
たとえ一文100円でも。
１万の文章を書いたら100万円になるんだ。
そうしたらウィーンへ行ける。
きっと行けると信じてる。
たとえほんのわずかでも。
積み重ねていこう。
小さな一歩を。

「扶養義務」というのは、どれくらいあるものなんだろうか。
もちろん子供の話じゃない。
私みたいに一生独身の人間が、ひとりで年をとったとき。
その最後は誰がみとることになるのだろうと。
甥や姪に迷惑はかけることになるのだろうと。

自分自身の老後はまだちょっと先にしても
やっぱり独身の叔父がいて、姪である私と従妹しか老後をみる人間がいない。
それはお互いにイヤなのだけど
介護って、イヤとかそういう問題ではないわけで。

「トシとって動けなくなったらポックリ逝きたい」
みんな、そう言うけどさ。
もちろんそれが理想だけどさ。
難しいんだよ。
死ぬのって大変なんだ。
簡単には死ねないんだ。
体を悪くすると自殺だってできないんだよ。

法律的には「扶養義務」がかかってくるのは兄弟まで。
けれど、生活保護とかでは、実際にはお鉢がまわってくると聞いた。
介護施設に入るにしても、すぐに入れるというわけじゃなし、サインも必要だし。
家族という鎖は断ち切ることは不可能だ。
断わることはできても、後味はきっと良くないだろう。
良心はきっと痛むだろう。
ちなみに「縁を切る」ことは法律的には許されていないらしい。
私のような人間はいっぱいいる。
いっぱい、いっぱい。
老後のために少しでもお金を残しておかなければ。

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・・・とか、いいながら。
今日は遊びにいっちゃいました。

10年前から友達と約束をしてたんです。
「10年後にもきっとここで会おう」って。
そんな約束が果たせるなんて自信はなかったのだけど。
会えました。
ちゃんと。
約束守れました。

10年に１度行われる、宝塚歌劇の大運動会。
めーっちゃ楽しかった！
ストレス発散！
できてよかった！
約束守れてよかった！