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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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紙オムツの優先順位

夜ごはんの時間。
派手にサイレンを鳴らしながら、消防車が家の前を走りぬけていく。
火事か?
と思ったら、ふいにサイレンが止んだ。
 「近いな」
 「どの辺かな」
すぐにまたサイレンの音。
2台目の消防車だ。
3台目も追って来た。
それから救急車も。
ざわっとした。

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結局、小火だったらしいけど。
小火で良かったけど。
もし類焼するくらいの大火事だったら逃げなくちゃいけない、とか考えてた。
万が一そういうことになったら。
逃げることになったら。
どこに、どうやって、母を連れていくのか。
考えておくべきだろうな。

もしも万一、火事になったら。
絶対に持っていかなくちゃいけないのは?
猫と通帳と印鑑と。
えっと、あと何だろう?
 「私の紙オムツ!」
声高らかに母が言った。
・・・いや、たしかに紙オムツも必要だけどさー。
バイオリンじゃなくていいの?
その優先順位はどうなの、母?
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介護に朝寝は許されない

やばい。
眠い。
眠くて眠くてたまらない。
今週になって急に寒くなったせいかな。
毛布の中が気持ちよくって仕方ない。

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今日はヘルパーさんも来ないしデイもない。
ちょっとだけ朝寝がしたくって。
あと30分寝ようと粘ってみた。
が、
 「トイレ行きたいんですけど!!」
案の定、母に起こされてしまった。
ゴメンだけどあと30分・・・。
30分だけ寝かせて・・・・。
 「うんわかった! 寝てていいよゴメンね!」
こちらこそゴメンね。
ありがとう母。
そういって布団に入った、次の瞬間。
猫に頭をかじられた。
足もかじられた。
アジャリとサンジが私にかぶりついていた。
 「ごはん! ごはんの時間!」
 「お皿が空っぽニャー!」
うるさいわー!
猫どもをひっつかんで部屋の外へと放り投げ。
もういちど布団にもぐりこんだ、次の瞬間。
母が叫んだ。
 「ゴメンやけど、やっぱりおしっこ我慢できない!」
うん・・・。
わかったよ・・・。
無理だよね・・・。

遠い昔、子どもの頃に、「休みの日くらい朝寝坊したい」というオヤジの背中に飛び乗ってムリヤリ叩き起こしたことを思い出す。
すごい反省した。
お父さんあの時はごめん。

・・・あ! また誤解をうみそうな記事書いた!
母は、夜中は静かに寝てくれます。
1時頃まではひっきりなしにオムツ交換してるけど、その後は朝まで起こされません。
私も毎日5~6時間は寝ています。
夜中に寝てくれるって、体位交換も吸引もしなくていいって、本当に幸せなことです。
恵まれていると思います。

ただ、秋ってすごく眠いだけ。 

今夜はもう寝ます。
おやすみなさい。


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足踏みに挑戦!

ニュースを見てると怖くなる。
エボラ出血熱のニュースが怖すぎる。
『アウトブレイク』や『感染列島』の映画が頭によぎる。
映画では最後にヒーローが世界を救ってくれるけど。
このままいくと人類は本当に滅んでしまうのじゃないだろうか。

戦争なんかしている場合じゃないと思う。
国会でくだらない言い争いをしている場合じゃないと思う。
他ならぬ自分たちが死んでしまうというのに。
人類滅亡なんて脅威はあまりにも大きすぎて逆に現実感を伴わないのかもしれない。

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そうは言っても私たちも何もできはしないから。
自分たちでできることしかできないから。

 「足踏みをしてもいいですか?」
と、訪問リハビリの先生に尋いてみた。
 「え!」
先生はびっくりして止まってた。
 「できるんですか!?」

母は、100数える間、立てるようになった。
麻痺した左足もちょっとずつ動くようになってきている。
立ったまま足を動かすことも、できないことはないと思った。

手すりにすがって立ち上がる。
手すりを持てば綺麗に立てる。
 「右足を上げてみて」
というと母はその場で、ダン、ダン、ダン! と3回、足を上げ下ろしした。
かなり危なっかしいし、私が横から体を支えておく必要はあったけど。
母の左足は崩折れもせず、ちゃんと立っていられた。
 「すごいですね!」
先生は笑っていた。
 「なんかいろいろと・・・すごいですね!」

私が勝手に突っ走ってしまうから、先生はちょっと困ってるのかな。
でも・・・。
進め、進め、進め。
また歩けるようになるために。
ウィーンの石畳を歩く日のために。
母の体調が良い間は、私たちは進むことをやめないだろう。
たとえ願いが叶わないとしても
たとえ世界が滅んでしまうのだとしても
あきらめることはないだろう。

だって他にすることがないのだから。
できることがないのだから。

だから・・・。
進め、進め、進め、進め。


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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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