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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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高齢者と障害者の制度の違い

身体障害者手帳によれば、母と妹は、まったく同じ
 『1種1級』。
だけど母は発症したのが65歳のときだったから、惜しいことに身体障害者としてのサービスをほとんど受けることがでいない。
「高齢者」というくくりになるからだ。

同じように体がきかなくて不自由していても、障害者と高齢者のシステムはぜんぜん違う。
市役所の課も法律も違う。
障害者は「自立支援法」。
高齢者は「介護保険法」。
両方、勉強しなくちゃね・・・。

たとえば、車椅子。
障害者は、補助をだしてもらって車椅子を「買う」。
高齢者は、月いくらでの「レンタル」だ。
レンタルのほうが壊れたら修理してもらえるし、ずっと便利だと思う。

たとえば、紙おむつ。
これは自治体によって違うのだけど。
私の住む町では、重度障害者はよほどの高額納税者でないかぎり紙おむつ代が支給される。
けれど高齢者は、家族が一人でも働いていれば支給されない。
うちの場合は妹だけが支給を受けている。

たとえば、ヘルパーさん。
障害者は『月○○時間まで』と決められており、その枠内におさまるように来てもらう。
高齢者には『点数』というものがあって、ヘルパーさんだけでなく施設利用なんかもいっしょくたに計算するから、これが難しくて分かりづらい。

我が家は長年、障害者のやり方に親しんでいたから、勝手がちがって戸惑いまくりだ。
なにより戸惑うのが
 「ケアマネージャーさん」
の存在!

障害者の家族って、ぜんぶ自分で考える。
どれだけヘルパーさんに来てもらうか、どこの施設を利用するか。
完全に自分たちで計画をたてて交渉して申し込みをする。
私はそれに慣れていたから、母のときも全部自分で組んでしまった。
だけどいざ申し込みをしようとすると
 「ケアマネさんを通してください」
っていわれてしまう。
なのにケアマネさんに連絡したら、たいてい繋がらへんねん、忙しいから。
障害者のやり方に慣れている人間にとっては、
ケアマネ制度ってめちゃめちゃめんどくさいねん!
たまにイラつくねん!
自分でやったほうが早いねん!
よくいわれることだけど、ケアマネさん選びって大事らしい。
当たりはずれがはなはだしいらしい。
いろいろ手伝ってもらえて便利だよって聞いてたのだけど・・・。
どう接したらいいのかすら、まだわからない。
・・・慣れ、か・・・?

障害者も高齢者もどちらの制度も一長一短。
いいとこどりの一本化してくれたらいいのになー。
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ひとりっこの苦労 兄弟の苦労

介護の話になったとき、同じような境遇にある人の口から、
 「私はひとりっこだから」
という言葉がときどき出てくる。
だから何?と思ったら
 「私ひとりっこだから両親の世話をぜんぶ一人でしなきゃいけなくて。
  兄弟がいたら分担できたのに」
っていう、愚痴だった。

・・・なーんやそれ!
兄弟がいたら介護が分担できる、なんて甘い!
私には2人もいるけどまったくぜんぜんアテにならん。
1人は海外だしもう1人は一級障害者だ。
妹の世話をしないで済むんだから、ひとりっこってむしろラッキーかもよ!
という、これも愚痴だな。
隣の芝はいつでも青く見えるもんだ。

家族の形はいろいろで
音信不通の兄弟とか
恨みあってる親子とか
そんなもの珍しくない世の中だ。
でも私は
家族で鍋をかこむ幸せを知ってる。
猫の眠る布団のぬくもりを知ってる。
おいしいご飯の味を知ってる。
これで愚痴なんていったらバチがあたると思う。



昨夜は妹があばれて一睡もできなかったけど
今夜はおとなしく眠っているから
それだけでとても幸せです。
このまま平和に朝がきますように・・・。


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介護者だって働きたい!

現在の政治は、在宅介護を奨励しているという。
 「年をとっても老人ホームではなく自宅で暮らそう!」
というのがこの国の進む方向らしい。
そりゃあ、お家が一番だ。
死ぬまでお家で。
要介護になってもお家で。
認知がすすんでもお家で。
それができたら。
素晴らしい。

じゃあ政治家さん教えてよ。
どうやって食っていけばいいのかと。

高齢者が自宅で過ごすには介護する人間が必要だ。
たとえば、私みたいな。
介護者は家からほとんど出られない。
働きに出られない。
(介護したことのない人のために書いておくと、就寝中も2時間おきに体位交換しなくちゃいけないので夜も出られません)
それでも年金もらえるひとはまだいい。
稼いでくれる家族がいればもっと良い。
だけど私みたいなシングルアラフォーな介護者は、ほっとくと確実に食い詰める。
今のところは旅行のためにとっておいた貯金でなんとかしのいでいるがじきにそれも尽きるだろう。
父の仕事もなくなるし。
このままいけばやがて憧れのナマポ生活ってやつ突入するのかもしれない。

いやいやいやいや!
アカンやろ!

私はなんとか働きたいと思う。
仕事を得たいと思う。
親の年金で食っていくのだけは避けたいところ。
現在、母がデイサービスに通っているのは週2日、そのうち1日は妹をみなければならないので、私の体があくのは週1日。
今はそのたった1日を利用して、自分の病院とか役所の手続きとか買い物とかで走り回っているのだけれど。
もうちょっと落ち着いたら。
もうちょっと母に体力がついて週3~4日通えるようになったら。
パートを探したいなあって思う。

とりあえずそれまでなにか、家でできる仕事がないかなあ・・・。
なにか・・・
なにか・・・って。
そういうわけで。
ごめんなさい、広告ふやしました。
この先もっと増えるかも。
何もしないよりアフィリエイト乞食のほうがマシだから。
お買いものの際に使っていただけると「我が家の家計」と「私の心」が助かる仕組みです。
頑張って良い文章を書けるように励みます!
良い内職あったら教えてください。わりとまじで。

それとはべつに、今日から試験的にコメント欄あけてみます、拍手ではお返事できなくて歯がゆいので。
コワイヒトがきたらまた閉じます。
よろしくお願いします。


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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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