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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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うちのケアマネさん

介護関係のひとと話していたら
 「で、ケアマネさんはどう言ってるの?」
とよくきかれる。
私は首をひねる。
ケアマネージャーさん?
なんで?
べつになんにも言わないけど?
むしろほとんど顔も見ないけど?
 「だって毎月、家にくるでしょう?」
あー、なんか書類持ってくるよね。
玄関先でハンコ押したらすぐ帰っちゃうから、とくに話なんかしないよ。
 「え」
皆このへんで固まる。
 「お母さんと面談しないの?」
面談も何も。
母とケアマネさんは2,3回しかちゃんと会ってないはず。
 「ケアプランはっ!?」
書類仕事はしてくれてるよ。
でも内容は私が考える。
いろいろ調べて、アレとコレとこのサービス使います。
来月からはコレ増やします。
枠内でギリいけると思います、って。
 「それケアマネがやる仕事やで」
そうなの?
だって自分で決めるしかないやん?
 「情報とかくれないの?」
いや、べつに・・・。
わりと近所に老健の施設ができて募集かけてるらしいんだけど、その話をしたら
 「え、そうなんですか?」
ってキョトンとしてたくらいだから。
情報は口コミで集めてる。
私、ケアマネさんって、家と施設の連絡係かと思ってたけど、違うの?
まあ連絡しようにも滅多に電話がつながらないんだけどね。
携帯番号もなかなか教えてもらえなかったし。
私が先に施設に連絡して、ケアマネさんには事後報告することが多いかなあ。

べつに愚痴ったつもりはない。
困っているわけでもない。
悪い人じゃないし。
だけどこの話をしたら今までに3人の福祉関係者が
 「ケアマネージャーって変更できるんだよ」
と教えてくれました。
うーん。
本来ケアマネさんがどうあるべきなのか、全く知らないから、わからない。
皆さんのところはどんな感じですか?

ちなみに昨日パラグライダーでコケた足がめっちゃ青アザになってました。
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腰痛で介護

2日で治す!
と決めたもののギックリ腰は相変わらずだ。
一昨日は、オヤジが休みだったので手伝ってくれた。
昨日は朝夕ヘルパーさんが手伝ってくれた。
そして今日は日曜日。
誰もいない。
母と猫しか家にいない。


(猫の手は邪魔にしかならん)

私ひとりで今日一日をなんとか乗り越えねばならぬ。
とりあえず屈めないので靴下がはけない。
素足にスリッパつっかけて歩く。
いや自分のことはどうでもいい。
問題は母の介護である。
・・・どうしようもなくなったら誰か呼ぼう。

朝の着替えだけで息切れがした。
オムツ交換で冷や汗がでた。
難関は、ベッドと車椅子の移乗である。
自分自身がまっすぐ立つこともできないのに、母の体重を支えなければいけないのだから。
スライディングボード(介助具)借りとけばよかったと後悔一瞬。
いや、後悔はしない主義。
やるしかない。
上半身を起こして・・・。
車椅子に移るよ・・。
えい!
バキ!
うぎゃあ!
 「だ、大丈夫!?
 お母さんひとりで歩けるからあんたはじっとしてて!」
いやお母さん歩けないんだからホラ危ないって!
ひとりで降りようとしないでうわああ!
・・・朝からプチ修羅場。

痛み止めが効いてくるまではホンマ辛かった。
誰か呼ぼうかどうしようかギリギリの線。
オムツ交換をサボり気味だったからお尻が少し痒くなってしまった。
トイレに連れていけなくてごめんな。
謝ると母は
 「いいよいいよ、無理しないで。
 今夜はお母さんがゴハンつくってあげるから」
と張り切ってまた車椅子から降りようとするから困った。

幸い、昼ごろからは薬がよく効いた。
それともだんだん治ってきているのか。
夜になっても痛みはほとんどない。
あと一晩で完治させてみせる!!!!

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あなたは友達に自分のトイレ介助を頼めますか?

突然ですが。
あなたは友人に、自分の下の世話を頼めますか?

今日は母が所属する団体の、集会があった。
月1回の集会に欠かさず参加する。
会場に着くと誰かが母の面倒をみてくれるから、預けっぱなしにして、私は送り迎えだけでいい。
トイレは諦めてもらって、夜用オムツをつけておく。
3~4時間ならオムツ交換なしでいける。たぶん。

だけど昨夜、母は
 「会場でトイレに行きたい」
といいだした。
 「Nさんにトイレ介助してもらう」
いや、ダメだよそれは。
車椅子を押してもらったり、食事のときお皿を動かしてもらったりするのとはわけが違う。
いくら友達でもトイレの世話をさせるわけにはいかない。
それは迷惑だと思う。
 「そんなこと言ってたら私どこにも行けないじゃない!」
ヘルパーさんは基本、家の中でしか使えない。
仕事や遊びにいくときは家族が付き添うしかない。
家族のみの介護には限界がある。

母が所属する団体は、身体障害者の親の会だ。
仲間はみんな何十年も介護してきたベテランばかり。
寝たきりだった頃の母をみて
 「これくらい重度とは言えないわ」
と言い切る人たちである。
母のトイレ介助くらい簡単かもしれない。
でも。
いいのか。
そこまで頼ってしまっていいのか。

一晩、考えた。
結論はでなかった。

そしたら今日。
母の車椅子をおして会場へ行くと、Nさんが走って来て
 「トイレ介助の仕方教えてね!」
といわれた。
私が頼むまでもなく。
前に会ったとき母と話ができていたのだろう。
二十年以上の付き合いがあるNさんと、看護師のMさんの2人がお手伝いしてくださることになった。
介助方法を伝えるため、私もいれて4人で身障者用トイレに入った。
いつもは多尿の母が、さすがに緊張してあんまりでなかった。

昨夜、母は言っていた。
 「前に話したことがあるの。
 『お互いに下の世話ができるような友達関係になろうね』って。
 どうせみんなが行く道だもん。
 お互い様でやるようになったら、自分がそうなったときも、遠慮ないでしょう」
私はその先駆者になるのだと。
・・・お互いにってわけにはいかないと思うんだけどなあ。
NさんもMさんも素晴らしい人たちで、お礼をいったら
 「これくらいのことで!」
って感じだった。
 「どんどん言ってよ!」
本当にありがたかった。
恵まれていると感じた。
私はいつも介護する側にいるから当事者の気持ちは分かるようで分からない。
でもきっと、頼む方も勇気がいることだろう。
 「Nさんなら頼めるから」
と母がいったとき、信頼の厚さを感じた。
それで思わず自問自答したのだ。
私がいずれそうなったとき、友達に下の世話を頼むことができるだろうかと。


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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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