在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
半側空間無視でも読める本
母のために本を買った。
明日からショートステイなので、暇つぶしするための本だ。
とっても可愛い猫写真の本。
ただ、問題がある。
母には「物の右側しか認識できない」という障害がある。
本も右側のページしか見えない。
それに片手だから、堅いページをめくるのが難しい。
そこで、作りなおすことにした。
この本は全てのページを1枚ずつ切り離せるようになっている。
すべてをいったん切り離し、交互に上下させながら、じゃばらにつないでいく。
じゃばらの本にするのだ。
上下をひっくり返せば、左側だったページが今度は右側になる。
じゃばらだから、反対から開ければ裏のページが読める。
これですべてのページが「右側」になった。
表紙もつけなおした。
母は喜んで、一気に全部読んじゃおうとするので
「明日のお楽しみね!」
と取り上げた。
小さい字も、右側ならなんとか少しは読めそうだった。
こんどは犬バージョンを買おうと思う。
明日から母がいないのでどこかへ出かけようかと思います。
いつも励ましの1クリックありがとうございます!
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明日からショートステイなので、暇つぶしするための本だ。
とっても可愛い猫写真の本。
ただ、問題がある。
母には「物の右側しか認識できない」という障害がある。
本も右側のページしか見えない。
それに片手だから、堅いページをめくるのが難しい。
そこで、作りなおすことにした。
この本は全てのページを1枚ずつ切り離せるようになっている。
すべてをいったん切り離し、交互に上下させながら、じゃばらにつないでいく。
じゃばらの本にするのだ。
上下をひっくり返せば、左側だったページが今度は右側になる。
じゃばらだから、反対から開ければ裏のページが読める。
これですべてのページが「右側」になった。
表紙もつけなおした。
母は喜んで、一気に全部読んじゃおうとするので
「明日のお楽しみね!」
と取り上げた。
小さい字も、右側ならなんとか少しは読めそうだった。
こんどは犬バージョンを買おうと思う。
明日から母がいないのでどこかへ出かけようかと思います。
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片手だけでも料理をしよう
母といっしょに夕飯をつくる。
今夜のメニューは鮭と白菜のクリーム煮とグリーンサラダ。
母は野菜を切る係。
白菜、キュウリ、キノコを切った。
母は左片麻痺で、幸い利き手がつかえるんだけど、それでも片手で切るのはむずかしい。
切ろうとすると野菜が逃げる。
スルリスルリと滑ってしまう。
そこで我が家はこれを買った。
片手用のまな板。
釘に野菜を刺して固定する。
やり方を教えると自分で白菜をぶっ刺して使ってた。
なかなか楽しそうだった。
(白菜をザクザク。根本の分厚いところはそぎ切りで)
これはもちろん、ネットで買った。
「片麻痺用の調理器具ないかな~」
と検索して、ぽちっとやってお買い上げ。
あっという間に届いた。
30年前、母が妹の介護をはじめた頃は、もっとずっと大変だった。
介護グッズを売ってる店なんかなかった(少なくとも田舎には)。
福祉車両なんてほとんど見かけなかった。
バリアフリーって言葉もなかった。
「歩けないなら、家にいろ」
という風潮だったように思う。
テレビやネットをみていると、誰もが不満だらけで、政治が悪くて、何もかもがどんどん悪くなっていくみたいだけれど。
私はそうは思わない。
社会が冷たくなったとは思わない。
昔は障害者差別なんて当たり前で、差別発言もザラだったのに、今ではそんな言葉を聞くこともない。
法制度が整えられ、ヘルパーさんが使えるようになって、楽になった面も多い。
高齢化がすすんで崩壊寸前の世の中だけど、それでも進化しているところもある。
つまり・・・便利な世の中になって本当にありがたい!
さっき寝返りをさせにいったら、母が目をさまして
「ウィーンにいく夢をみてたの。
興奮して眠れない!」
いや、眠ってるから夢みてるんやろ。
と突っ込む間もなく母はまた寝てた。
相変わらずお幸せである。
どんな障害があっても海外旅行に普通に行ける、そんな世の中もじきにくるのかもしれない。
今夜のメニューは鮭と白菜のクリーム煮とグリーンサラダ。
母は野菜を切る係。
白菜、キュウリ、キノコを切った。
母は左片麻痺で、幸い利き手がつかえるんだけど、それでも片手で切るのはむずかしい。
切ろうとすると野菜が逃げる。
スルリスルリと滑ってしまう。
そこで我が家はこれを買った。
片手用のまな板。
釘に野菜を刺して固定する。
やり方を教えると自分で白菜をぶっ刺して使ってた。
なかなか楽しそうだった。
(白菜をザクザク。根本の分厚いところはそぎ切りで)
これはもちろん、ネットで買った。
「片麻痺用の調理器具ないかな~」
と検索して、ぽちっとやってお買い上げ。
あっという間に届いた。
30年前、母が妹の介護をはじめた頃は、もっとずっと大変だった。
介護グッズを売ってる店なんかなかった(少なくとも田舎には)。
福祉車両なんてほとんど見かけなかった。
バリアフリーって言葉もなかった。
「歩けないなら、家にいろ」
という風潮だったように思う。
テレビやネットをみていると、誰もが不満だらけで、政治が悪くて、何もかもがどんどん悪くなっていくみたいだけれど。
私はそうは思わない。
社会が冷たくなったとは思わない。
昔は障害者差別なんて当たり前で、差別発言もザラだったのに、今ではそんな言葉を聞くこともない。
法制度が整えられ、ヘルパーさんが使えるようになって、楽になった面も多い。
高齢化がすすんで崩壊寸前の世の中だけど、それでも進化しているところもある。
つまり・・・便利な世の中になって本当にありがたい!
さっき寝返りをさせにいったら、母が目をさまして
「ウィーンにいく夢をみてたの。
興奮して眠れない!」
いや、眠ってるから夢みてるんやろ。
と突っ込む間もなく母はまた寝てた。
相変わらずお幸せである。
どんな障害があっても海外旅行に普通に行ける、そんな世の中もじきにくるのかもしれない。
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