在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

年が明けてから、何度か同じ質問をされた。
　「今年はどこ行くの！？」
フィンランドです。
　「どれくらい行くの？」
１週間弱です。
　「みじかっ！」
いや、これが普通だろ！
そんな毎年毎年長旅できるほどお金持ちじゃないの！

明日から６日間。
オーロラ探しに行ってきます。
今回の旅行の目標は何よりもまず
　「トナカイを食べる！」
これ大事。
以外と大事。
チョコレート探索もね。
　「北欧雑貨を買う！」
やっぱりね。
ヘルシンキはね。
買い物メインになりそうだからね。
　「雪で遊ぶ！」
そり遊びもね。
やっとかなくっちゃね。
　「ムーミンを捕獲する！」
姪っ子にね。
１匹ずつね。
ニョロニョロもね。
　「オーロラを観る！」
まあね。
これはね。
できたら、でいいよね。
・・・できたら。

できなかった時のために、
ケチャップとマヨネーズを準備していこうかと思っています。

旅行の醍醐味は食事だと思う。
そりゃあお金はかかるけど
おいしいものを食べずに節約するなら、
旅する意味など無いに等しい。
ということで食べた。
昼間っから、海鮮丼！




そして夜には、カニ！



どっちも壮絶においしかった。
そして、壮絶なまでに量が多かった。

昼食の丼にはたくさんの小鉢がついてきたし、
夕食は、前菜・酢の物・お造り・牛しゃぶ・焼き物・煮物・椀物などなど、
なにがなんだか覚えられないほどの品が出てきた。
しかも一品一品がことごとく大きい。
うまいうまいと食べ続けるうち胃袋がむくむくと突出しはじめ、
ジーンズをけやぶって膨れ上がり、
まっすぐに座ることさえ難しくなって
とうとう
　「その大きさだと妊娠６ヶ月」
と友達に断定された。
　「よかったね！ 経験できて」
いや、よくないよ。

とはいえ、お腹がでかいとか、太っちゃうとか、動けないのはなんでもない。
本当に恐ろしいのは次の朝だった。
胃袋の逆襲だ。
　「おーなーかーがーいーたーいー」
捩れるような胃痛。
そして下痢。
朝の５時半からフロントへ這っていって
　「胃薬をください・・・」
惨めに頼んだ。
同じ量を食べたにもかかわらず、友達２人はケロっとした顔で朝からお櫃でゴハンを喰らっている。
好きなものを好きなだけ食べられる頑丈な胃袋が羨ましい。
　「あんたのお腹、ホンマに弱いな」
　「よくそれで海外とか行くよね？」
　「勇敢やなあ」
強いとか。
弱いとか。
勇敢とか。
無謀とか。
胃腸虚弱とか。
そんなもの関係ないではないか。
私は旅が好きなのだから。
この世には
まだ見ぬおいしいものがたくさんあるのだから！
次回はどこへ行こうかな？

友達と女３人旅をした。
以前の職場の同僚たちで、
仕事をやめてみんなバラバラになってからも
毎年の一泊旅行はつづいている。
ただの「同僚」が「仲間」になり、「友達」になった証に。