在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

クリスマスを前に「サンタさんが困っている」と連絡をうけた。
それも北極圏じゃない、オーストラリアのサンタさんが困っているらしい。
なんのことだ？と思ったら・・・。

今年、姪っ子がサンタさんにお願いしたプレゼントは
「イヤリング」
だった。
「きらきらしててピンクのお花のついてるイヤリング！」
ところが、姪っ子の住むオーストラリアは「ピアス文化」で、イヤリングはどこにも売られていないのだという。
それじゃあ耳に穴をあけるかときいたら大声で泣かれた。
梅はまだ５才だから。
それでサンタさんは困ってしまった。
日本に電話をかけてきた。
LINEでかけてきた。
「イヤリング、イオンで売ってたと思うんだけど。送ってくれない？」
そこで本日、日本のサンタさんは連れだって、イオンに出向いた。
日本にもピアス文化がかなり浸透していることをサンタさんは知った。
さんざん探しまわったけどお花のイヤリングは見つからず、かわりにハートのイヤリングを買ってきた。
無事にオーストラリアに届くよう、丈夫でかわいい箱に入れてもらった。
で。
箱代込みで７８０円だった。
「ちょっと違うけど、安くで買えてよかった」
「すぐに発送しなくちゃね」
「クリスマスまであと１０日かそこらだもんね」
そのとき、サンタさんは気がついた。
「ＥＭＳか・・・」
オーストラリアまで送るのに、船便ではクリスマスに間に合わない。
ふつうの航空便でも心配だ。
国際スピード郵便（ＥＭＳ）をつかうしかない。
「すると送料が・・・」
送料が。
プレゼント代を遥かにうわまわる。

来たれ。
トナカイ。