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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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写真なんか、どうでもいい

天気がよかったので散歩に出かけた。
合計1時間ほどぶらぶら歩いたと思う。
歩いているだけじゃつまらなくて、ときどき写真を撮った。

花とか。


落ちてた財布とか。(中はカラ)


立ち寄った神社に幼稚園くらいの女の子と母親がお参りにきてた。
お賽銭をあげて手をあわせ、きちんと拝んだあと、どうしても気になるのか私のほうを見て言った。

 「ねえおかあさん。
  あのひとはどうして写真なんかとってるの?」


(狛犬撮ってた)

 「おばあちゃんがね、『写真なんかどうでもいい』、っていってたよ」

子供の声はまっすぐだった。

 「写真なんか、どうでもいいねんて」

複雑な気持ちだった。
腹が立つような、恥ずかしいような、ちょっと悲しいような。

少女よ。
君のおばあちゃんは正しい。

カメラ小僧の名残で、私はいつでもカメラを持ち歩いているし、気になるものを見つければすぐに撮る。
でも、たしかに、そこに意味なんてない。
写真なんてどうでもいいのである。
ただの癖みたいなもの。

おばあちゃんは孫娘にこう教えたかったんじゃないかな。
 「写真なんてどうでもいい。
  自分の目でよく見、よく聞き、感じておきなさい」
って。

本当に大事なものは写真には写らない。
一流の腕がないかぎり写せない。
だって、大事なものはたいてい目に見えないから。

たとえば、サハラ砂漠の星空は写真に写るかもしれない。
だけど満天の星がきらめくときの、かすかに聞こえるか聞こえないかの音は記録することができない。
それは見る人の心の中にだけ聞こえてくる音であり、あの星空をみた人はみんなが耳にする、星のきらめく音だからだ。
星の光そのものよりも微かな星の音のほうが私は美しいと感じる。

ほんとは写真なんてどうでもいいんだ。
感じたことをとどめておくことができるのなら!
そう思って私も3年前の旅にはトイカメラのみを携えていった。
けれどどうしても各地の猫が撮りたくなってしまって、我慢できなくて、次の旅には普通のカメラも持っていった。

カメラをもたずに世界一周をしている人にも出会ったことがある。
いいですね、と言ったら
 「僕もいいと思ったんだ。
  写真なんか撮らなくても心の中のシャッターに、ってね。
  だけど今、めっちゃ後悔! 」
次に会ったとき、彼はソニーのカメラを持っていた。

結論。
写真なんかどうでもいい。
でも、現代の大人に、カメラは必須です。
・・・写真のないブログなんて誰もみにきてくれないしね!
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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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