在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
ツンでれでれ
父は常々
「猫なんかじゃまだ」
といっている。
「ほんまにこいつらはもう! うるさい! あっちいけ!」
よく怒っている。
夏には
「暑いから近寄るな、この毛玉が!」
と怒り、冬には
「肌がかゆくなるから来るな!」
と追いはらう。
「おい、俺の部屋に猫を入れるなよ。
ぜったいに入れるなよ!」
けれども。
私は知っている。
家族はみんな知っている。
自分ひとりになると、父はひそかに猫たちを抱っこして
「よちよちよち」
と頬ずりしているのを。
母と私がそろって留守をすると
「猫たちが待ってるから」
と大急ぎで帰宅するのを。
そのうえアジャリのためにマグロのお刺身までを買ってくるのを(自分は食べないのに)。
昨日も私は聞いてしまった。
「サンジ、こっちおいで・・・」
と布団に呼びこむ父の声を。
その愛しげな声を。
なにが『俺の部屋に猫を入れるな』やねん!
(父のとなりで寝ているサンジ)
どうして素直に可愛がれないんだろう?
呟いたら、母がこっそり教えてくれた。
「可愛すぎて、お父さん、どうしていいか分らないみたいよ」
ああ、我が家はなんて平和なんだろう。
「猫なんかじゃまだ」
といっている。
「ほんまにこいつらはもう! うるさい! あっちいけ!」
よく怒っている。
夏には
「暑いから近寄るな、この毛玉が!」
と怒り、冬には
「肌がかゆくなるから来るな!」
と追いはらう。
「おい、俺の部屋に猫を入れるなよ。
ぜったいに入れるなよ!」
けれども。
私は知っている。
家族はみんな知っている。
自分ひとりになると、父はひそかに猫たちを抱っこして
「よちよちよち」
と頬ずりしているのを。
母と私がそろって留守をすると
「猫たちが待ってるから」
と大急ぎで帰宅するのを。
そのうえアジャリのためにマグロのお刺身までを買ってくるのを(自分は食べないのに)。
昨日も私は聞いてしまった。
「サンジ、こっちおいで・・・」
と布団に呼びこむ父の声を。
その愛しげな声を。
なにが『俺の部屋に猫を入れるな』やねん!
(父のとなりで寝ているサンジ)
どうして素直に可愛がれないんだろう?
呟いたら、母がこっそり教えてくれた。
「可愛すぎて、お父さん、どうしていいか分らないみたいよ」
ああ、我が家はなんて平和なんだろう。
PR
スポンサードリンク