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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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星狩人

星が見えるのは田舎の特権。
ペルセウス座流星群のピーク時に流れ星をさがしにいった。

畑の一角にヨガマットを敷き、ごろりと寝転がる。
 「傍からみたら、うちら変な人やな」
 「やばい感じやな」
笑いさざめきながら。
星を見ながら寝ころぶのは気持ちがいい。
地平の上には大きな木星。
のぼりつつあるオリオン座のベルト星。
小さい雲みたいな昴。
カシオペア。
ゆっくりと通りすぎていく人口衛星。
夜空をわたる鳥もいた。

暗い宇宙の彼方には、生物のすむ星があるかもしれない。
宇宙人たちもやっぱり寂しくて星を見上げ
 「この向こうに誰かいるのだろうか」
と考えるのかもしれない。
宇宙を通して私たちは知らない誰かと向かい合い、見つめあっているのかもしれない。

流れ星は、雨のようにとはいかないまでも、ぽつりぽつりと流れていった。
クリスマス飾りのように金色に輝いて残像をのこすもの。
線香花火のように燃え尽きてゆくもの。
白線を描いて虚空に吸い込まれるもの。
きらめいては消えてゆく。
儚い明り。
一瞬の炎。
いくつもいくつもの星屑が私たちの頭上を流れていった。
今年の夏は祭りに行けなかったし花火も見られなかったけど、
流星群はすてきに美しい天の祭典だった。

さて、流れ星にむかって願い事を3回すれば叶えられるという。
けど星が流れるのは一瞬だ。
とても3回唱えることはできない。
だから一番、短い願い事を考えてみた。
ちょっと大きな星がながれると、大急ぎでこう言うのだ。
 「金、金、カネ!」
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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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