忍者ブログ

在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
03«  2017/04  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   »05
Admin | Write | Comment

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


スポンサードリンク

妹の施設入所について

私の末の妹は、重いハンディキャップをかかえて生まれてきた。
立てないし座れないし話せないし字も読めない。
自分ひとりでは水も飲めない。
車椅子にのって紙オムツつけてる。

でも、普通に暮らしてる。

平日は作業所で働き、土日はヘルパーさんと遊びにいく。
家のお風呂は使えないけど温泉でまったりすることはできる。
カラオケも歌える。
映画も楽しめる。
立てなくても歩けなくても、車椅子に乗ってどこへでも旅行に行ける。
びっくりするほど大勢の友達がいる。

障害があっても
人生を楽しむことはできる。
動けなくても
幸せになることはできる。
心はおなじだから。

だけど、今の暮らしをつづけることは、もうできなくなった。
身体障害者施設に入居することになったから。
12月下旬に引っ越して家と施設を行ったり来たりしながら年末年始をすごし、だんだん慣れてもらう予定。

正直、すごく悔しい。
すごくすごく申し訳ない。
すごくすごくすごく。
私がもっとしっかりしていたら。
私がもっと、良いお姉ちゃんだったら。
すごくすごくすごく。

実は、母が倒れてから今までにも「入所させよう」という意見はあった。
父とか親戚とか。
でも私が拒否していた。
やれるところまで頑張りたかった。
最終的に決めたのは母だった。
ある晩、途方にくれている私を見て、ベッドの中から言ったのだ。
 「もう、ね、施設入れよう。入ってもらおう、そうしよう、ね」
って。
母はそう言うことで私を救おうとしてくれたのだ。
2人の姉を妹の犠牲にしてはいけない。
それが母の信念だから。

妹はほとんど喋れないから、どう感じているのか、はっきりとはわからない。
だけどみんなでいっぱい説明したから意味は分かっていると思う。
来月から入所だよっていうと
 「うん」
と真面目な顔で返事した。
イヤは言わなかった。
なぜ施設に入ることになったのか、妹なりに理解してくれたのだと感じている。

幸いなのは施設のことがよくわかっているということだ。
妹は昔からショートステイに利用してきた。
ショートと入所は別物だけど、無数の施設見学をしてきた母が
 「このあたりであそこ以上のものはない」
と言い切り
 「私に何かあったらゆうこをお願いします」
と以前から頼んでいたそうだ。

妹は来年からはもう、平日に働くことはない。
土日に遊びにでかけることもない。
普通の暮らしとはいえないだろう。

でも、母が選びぬいた施設だから。
きっと良い所なんだと思う。
きっと次の幸せが開けるのだと思う。
大人になって家を出るのはごく一般的なこと。
家を出て、妹は自立するのだ。
新しい人生を歩いていく。
思いがけない素晴らしい出会いがきっと待っているだろう。
私たち家族はそれに賭けることにした。


最後まで読んでくださってありがとうございました。
皆様の1クリック に私は元気をいただいています。
1日1回よろしくお願いします!
 ↓
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村
PR


スポンサードリンク

Comment

Name
Title
Mail(非公開)
URL
Color
Emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Comment
Pass   コメント編集に必要です

無題

by ぽ | 2013/11/29 07:32 | EDIT
息子が介護職員です。勤務はハードですが、給料の安さを愚痴ることはあっても(笑)入所者の方への愛と使命感で頑張っています。非番のときでも考えてたりします。職員にとってもそこは食事も同じ物を食べ一日の大半を過ごす生活の場なのですから。優子さんにも泣きも笑いも共にする新しい家族が増えるのです。そんなに申し訳なく思わなくてきっと大丈夫ですよ。

>ぽさん

from だだ | 2013/11/29 21:48
お久しぶりです。
優しいお言葉ほんとうにうれしいです。
息子さんのような職員さんにみていただけるなら幸せですね。
妹の入る施設もとても感じのいい方ばかりなので、きっと良い出会いがあると信じています。
新しい家族。目の覚めるお言葉ありがとうございました。

無題

by ちこ | 2013/11/29 15:01 | EDIT
辛い判断なのはよくわかります。
みんな大切な家族だからこそ、共倒れにはなってはいけないんです。

少しでも体、気持ちを休めてくださいね。

>ちこさん

from だだ | 2013/11/29 21:53
ありがとうございます。
家族全員のために共倒れだけは避けなければいけません。
妹もそれを分かってくれていると思います。
あんまり考えすぎないように、今後の暮らし方を模索していきたいです。

無題

by サンジ好き | 2013/11/29 22:47 | EDIT
だださんが心身共に壊れてしまいそうで心配していました。

これまでもだださんは十分過ぎる位家族のために頑張ってこられたと思います。
妹さんも事情はわかってくださっていると思いますよ。

みんなから好かれる妹さんのことだから、新しい場所でも素敵な出会いが沢山待っているような気がします。

心優しいだださんがゆっくり休めますように・・・



>サンジ好きさん

from だだ | 2013/11/30 21:29
優しいお言葉ありがとうございます。
残念ながら私はそんなに思いやりのある人間じゃありません。
自分を第一に考えたらこういう結果にいきついたのです・・・。
でも母も妹も優しいので、そんな私を許してくれると思います。

初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
詳しくはこちら

広告





ブログ内検索

プロフィール

メールはこちら

ランキング

<< BACK  | HOME |   NEXT >>
Copyright ©  -- 在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]