在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

ここ２日、目が覚めるなり母がいう。
　「真央ちゃんどうやった！？」
夜中にフィギュアをやってたこと、ちゃんと覚えてるんだと感心する。
ついこのあいだまで昨日と今日の記憶がつながってなかったのに！

オリンピックが始まってからずっと、母はわくわくしながら日本選手の活躍をみている。
なにしろテレビの前にすわってる時間が長いから。
上村愛子さんに感動し、
スノーボードの若者たちを孫みたいに可愛がり、
葛西選手をレジェンドと呼んだ。
浅田真央ちゃんのフリーは私も感動したけど、母なんてもう泣きながら
　「よかったねえ、よかったねえ」
とくりかえしてた。
動きのない、刺激のすくない日々の中で、選手たちの輝きは母に元気を与えてくれるのだろう。
・・・元気を。
力を。
勇気を。
与えられすぎて。
とうとう母は
　「高齢者むけのスキー教室にいってみようかしら」
なんて言いだした！
スキーで滑ることを教わる前に、まずは床で立てるようになってほしいものです。

オリンピックのおかげで私も寝不足きわまってます。
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