在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
介護認定の訪問調査員がきた
ドキドキの日がきた。
介護認定の訪問調査の日だ。
調査員が家にきて、たくさんの質問をし、母の状態をその目で確認して、『介護度』を判定する資料をつくるのだ。
初めて認定をうけたのは去年、まだ入院中のことだった。
調査員の質問にすべて
「できません」
「できません」
と答えなければならず、母はほんとに何もできなくなたんだ・・・と悲しくなったものだ。
あれから半年。
認定の更新のため、再度、調査のひとが訪ねてくることになった。
こんどはやばい。
明らかに回復しているから介護度が下がるだろう。
使えるサービスが減ったら困るなって思うようになった。
といって、嘘をつくわけにもいかないし。
調査のひとはまず名前と年齢を尋ねた。
母は、名前はちゃんと言えたけど
「年は・・・いくつでしたけ。よう忘れるんですわ。67くらい?」
逆サバを読んでいた。
次に『今の季節を教えてください』という質問。
「初夏です!」
・・・ナイスボケだ、母。
そのあと
『寝返りはできますか?』
『自分で顔を洗えますか?』
『起き上がることはできますか?』
『自分で着替えることはできますか?』
と質問がつづいていく。
私は気がついた。
べつに嘘なんかつかなくても、母は相変わらずできないことだらけなんだってことに。
ひとりで座っていられないし、薬を飲むのも、ゴハンを食べるのも、一人でできそうでできてない。
トイレも行くけどオムツもいっぱいいっぱい使う。
だからやっぱり返事は
「できません」
「ほとんどできません」
「あんまりできません」
だらけになる。
ちょっと複雑な気持ちだった。
私たちは母がすごく回復してると思ってるけど、外から見たらそうでもないのかなって感じたから。
母もしゅんとしてしまったので、場所をうつして、私と調査員のひとと2人だけで話をつづけることにした。
そこで私は、
酷い時には15分おきにオムツ交換が必要なこと、
多種多様な妄想があってお互い不安になるし困ること、
車椅子から脱出しようと試みるから見張ってないといけないこと、
などなどをアピールしておいた。
調査員のひとは
「大変ですねえ」
といってくれた。
これでもし
『ゴミ出しは行きますか?』
とか
『遊びまわってますか?』
とか
『ウィーンに行きたいですか?』
なんていう質問があれば調査員の反応も違っていただろう。
・・・できないことは多いままだけど、できることはいっぱい増えた。
それが私が感じたこの半年間の判定だ。
結果はいつ出るんだろうなあ。
好意的な?判定結果を祈りつつ、
1クリックよろしくお願いします!
↓
介護認定の訪問調査の日だ。
調査員が家にきて、たくさんの質問をし、母の状態をその目で確認して、『介護度』を判定する資料をつくるのだ。
初めて認定をうけたのは去年、まだ入院中のことだった。
調査員の質問にすべて
「できません」
「できません」
と答えなければならず、母はほんとに何もできなくなたんだ・・・と悲しくなったものだ。
あれから半年。
認定の更新のため、再度、調査のひとが訪ねてくることになった。
こんどはやばい。
明らかに回復しているから介護度が下がるだろう。
使えるサービスが減ったら困るなって思うようになった。
といって、嘘をつくわけにもいかないし。
調査のひとはまず名前と年齢を尋ねた。
母は、名前はちゃんと言えたけど
「年は・・・いくつでしたけ。よう忘れるんですわ。67くらい?」
逆サバを読んでいた。
次に『今の季節を教えてください』という質問。
「初夏です!」
・・・ナイスボケだ、母。
そのあと
『寝返りはできますか?』
『自分で顔を洗えますか?』
『起き上がることはできますか?』
『自分で着替えることはできますか?』
と質問がつづいていく。
私は気がついた。
べつに嘘なんかつかなくても、母は相変わらずできないことだらけなんだってことに。
ひとりで座っていられないし、薬を飲むのも、ゴハンを食べるのも、一人でできそうでできてない。
トイレも行くけどオムツもいっぱいいっぱい使う。
だからやっぱり返事は
「できません」
「ほとんどできません」
「あんまりできません」
だらけになる。
ちょっと複雑な気持ちだった。
私たちは母がすごく回復してると思ってるけど、外から見たらそうでもないのかなって感じたから。
母もしゅんとしてしまったので、場所をうつして、私と調査員のひとと2人だけで話をつづけることにした。
そこで私は、
酷い時には15分おきにオムツ交換が必要なこと、
多種多様な妄想があってお互い不安になるし困ること、
車椅子から脱出しようと試みるから見張ってないといけないこと、
などなどをアピールしておいた。
調査員のひとは
「大変ですねえ」
といってくれた。
これでもし
『ゴミ出しは行きますか?』
とか
『遊びまわってますか?』
とか
『ウィーンに行きたいですか?』
なんていう質問があれば調査員の反応も違っていただろう。
・・・できないことは多いままだけど、できることはいっぱい増えた。
それが私が感じたこの半年間の判定だ。
結果はいつ出るんだろうなあ。
好意的な?判定結果を祈りつつ、
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Comment
>うさこさん
from だだ | 2014/03/19 21:50
何度かやれば慣れるってものじゃないんですね・・・
ほんと緊張しました!
介護度が下がったらまた計画をたて直さなくちゃいけないし、早く落ち着きたいものです。
ほんと緊張しました!
介護度が下がったらまた計画をたて直さなくちゃいけないし、早く落ち着きたいものです。