在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

楽しみに楽しみに楽しみにしてた。
夜も眠れないほどに。
どきどきしてた。
友達との旅行。
たった一泊の温泉旅行。

母をショートステイに送りとどけたその足で。
車をとばして出発した。
緑の山をこえ、海岸沿いを走り、トンネルをくぐり。
サービスエリアに立ち寄りながら。

見たかったのは、海と空。

（東尋坊）

海と空。


うみと、そら。

（雄島）

私はいつも、狭い場所にいるから。
小さな町の
小さな家の
小さな部屋の中にいるから。
出口のみえない悩みのなかにいるから。

ときどき
忘れそうになってしまう。
世界は広いんだってこと。



広い。
広い。
広い。

世界には果てがない。
水平線はまぼろしだ。
そのむこうには見知らぬ世界が広がっている。

絶対にできない、絶対に無理だと思えるようなことがあっても
もしかしたら
限界なんて実はみんなまぼろしかもしれない。
水平線のように。
海のむこうに広がる異国のように。
新たな世界が広がっているのかもしれない。


（土産物屋の客引き猫）

友達２人と
思いっきりしゃべって
思いっきり笑って
思いっきり食べてきた。

海鮮を食べて
うどんを食べて
アイスを食べた。

・・・食べまくった。


（『世界で２番目においしい』メロンパンアイス最高！
焼きたてメロンパンの中にアイスとかりんとうが入ってる！
至福！！！！）

ふやけるまで温泉につかって
優しい潮風に吹かれて
お寺にお参りして
深呼吸をした。
そうしてさっき
美しい夕暮れを眺めながら帰って来た。
美しい時間だった。

来年も、また行けますように。


すべてを忘れられる時間でした！
・・・って言いたいけど。
そういうわけにはいかなかった。
旅行のあいだも、心にはずっと母のことが離れなかった。
嫌いなショートに頑張っていってくれてる母のこと。
大丈夫かなって。
今頃なにしてるかなって。
まるでワーカホリックみたいに。
きっとこれはもう、どうしようもないんだろう。
永平寺でお守りを買って帰りました。

海と空と晴天に感謝しつつ。
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