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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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アンに感謝を。読書の効能

2か月半ぶりに遊びにきてくれた母の友達が
 「すごい!」
と驚いて言った。
 「このあいだ会った時と、顔がぜんぜん違うやん!
  戻ってきたねえ!」
そういって、涙を浮かべて喜んでくれた。

彼女のいうとおり。
この2か月のあいだに母はかなり変わった。
頭がハッキリしてきた。
妄想が激減した。
私のことをニセモノだと言ったり、左手を末娘だと思ってご飯を食べさせようとしたり・・・
そんな妄想が滅多にあらわれなくなった。
オウム返しも減った。
人の話を聞けるようになった。
筋道のとおることを話すようになった。
尋ねたことに対して返事ができるようになった。
それによって
会話が成立するようになった(80%くらい)。

当たり前のことかもしれないけど、これって高次脳の人にとっては、すごいんだよ!
今までがかなりおもしろかったから。

毎日接してる私でも「しっかりしてきたなー」とわかるくらいの急激な変化。
なぜこんなに回復してきたのか?
原因はきっと。
『本』。
だと思う。

3月下旬からタブレットで読書の練習をはじめた母は
4月に『赤毛のアン(児童書バージョン)』をダウンロードし、1か月がかりで読み終えた。
次には続編の『アンの青春(児童書バージョン)』を2週間あまりで読んだ。
現在はシリーズ3作目『アンの愛情(大人向けバージョン)』を半分ほど読み終わったところ。
読めば読むほど、スピードが上がってきている。
そして、読めば読むほど、理解力が回復している。
最初は児童書バージョンをえっちらおっちら読んでいたのに、
今では大人むけのをすらすら読んでいるのだから、間違いない。
大好きな読書によって、脳が動きだしたのだと思う。
傷ついた脳細胞のかわりに別の細胞が活発にはたらき、いろんなところが繋がってきたのだと思う。

本ってすごい。
ありがとう、アン・シャーリー。

母の次なる野望はタブレットではなく紙の本で『ハリー・ポッター』を読むことです。
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無題

by トマシーナ | 2014/06/04 11:35 | EDIT
なんて素晴らしい!!
人間はその生涯で脳の僅かな部分しか使わないそうです。
使っていない部分を目覚めさせるのに必要なのは、いろいろな刺激なのだそうです。
読んでいて勇気が出てまいりました。
ありがとうございます(^^)/
やはり父に月1回の外出をしてもらおうと思います。
6月は動物園にしようかなぁ~♪

>トマシーナさん

from だだ | 2014/06/04 22:17
うちの妹は脳細胞の90%近くにダメージを負っています。
それでも生き続けられたのは残った細胞をフル活用しているおかげです。
妹にとっても母にとっても外出はすごく大事な刺激です。
トマシーナさんのお父様も外出によって蘇るところがあると思います!
元気な娘さんが一緒だと、きっとそれだけでも刺激でしょうね。
楽しい外出になりますように。

初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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