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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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写真で残せるもの

前回の記事(『写真なんかどうでもいい』)の対になることを書こうと思う。

去年、印象的な写真を見た。
犬の写真だった。
親戚の犬で、このあいだ亡くなった。
家を尋ねたら、娘がつくったんだといって、スライドショー(写真)を見せてくれた。
黒犬のあずき。
かしこくて、愛嬌があって、とてもいい犬だった。
おばさんとおじさんの大切な愛娘だった。
車の助手席にすわるあずき。
心地よくひなたぼっこをするあずき。
おばさんに抱きしめられるあずき。
写真の1枚1枚から、家族の愛情と老犬にたいする優しさがあふれだしてくるようだった。
写真では伝えられないと、私は昨日書いた。
だけど写真だらこそ伝わること・・・残せることも、やっぱりたくさんあるのだ。
私も今のうちに、私の大事な家族をたくさん写真に撮っておこうと思った。


(大丈夫かあじゃり?)

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写真なんか、どうでもいい

天気がよかったので散歩に出かけた。
合計1時間ほどぶらぶら歩いたと思う。
歩いているだけじゃつまらなくて、ときどき写真を撮った。

花とか。


落ちてた財布とか。(中はカラ)


立ち寄った神社に幼稚園くらいの女の子と母親がお参りにきてた。
お賽銭をあげて手をあわせ、きちんと拝んだあと、どうしても気になるのか私のほうを見て言った。

 「ねえおかあさん。
  あのひとはどうして写真なんかとってるの?」


(狛犬撮ってた)

 「おばあちゃんがね、『写真なんかどうでもいい』、っていってたよ」

子供の声はまっすぐだった。

 「写真なんか、どうでもいいねんて」

複雑な気持ちだった。
腹が立つような、恥ずかしいような、ちょっと悲しいような。

少女よ。
君のおばあちゃんは正しい。

カメラ小僧の名残で、私はいつでもカメラを持ち歩いているし、気になるものを見つければすぐに撮る。
でも、たしかに、そこに意味なんてない。
写真なんてどうでもいいのである。
ただの癖みたいなもの。

おばあちゃんは孫娘にこう教えたかったんじゃないかな。
 「写真なんてどうでもいい。
  自分の目でよく見、よく聞き、感じておきなさい」
って。

本当に大事なものは写真には写らない。
一流の腕がないかぎり写せない。
だって、大事なものはたいてい目に見えないから。

たとえば、サハラ砂漠の星空は写真に写るかもしれない。
だけど満天の星がきらめくときの、かすかに聞こえるか聞こえないかの音は記録することができない。
それは見る人の心の中にだけ聞こえてくる音であり、あの星空をみた人はみんなが耳にする、星のきらめく音だからだ。
星の光そのものよりも微かな星の音のほうが私は美しいと感じる。

ほんとは写真なんてどうでもいいんだ。
感じたことをとどめておくことができるのなら!
そう思って私も3年前の旅にはトイカメラのみを携えていった。
けれどどうしても各地の猫が撮りたくなってしまって、我慢できなくて、次の旅には普通のカメラも持っていった。

カメラをもたずに世界一周をしている人にも出会ったことがある。
いいですね、と言ったら
 「僕もいいと思ったんだ。
  写真なんか撮らなくても心の中のシャッターに、ってね。
  だけど今、めっちゃ後悔! 」
次に会ったとき、彼はソニーのカメラを持っていた。

結論。
写真なんかどうでもいい。
でも、現代の大人に、カメラは必須です。
・・・写真のないブログなんて誰もみにきてくれないしね!


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トシオちゃん

ゆうべ、父が帰宅するなり、母に言った。
 「相談があるんやけど」
 「また?」
ため息をつく母。
小遣いがなくなったからなんとかしてくれという相談にきまっている。
いつものことだ。
ところが今夜はひとあじ違った。
父はさもうれしげに、そしてどこか得意げに、提案したのだ。

 「今夜から風呂掃除をするから、1回100円くれへん?」

子供のお手伝いか!
小学生か!
そこまでお金ないんかー!

家族全員でツッコミまくりつつ大笑いした。
 「どうだ? あかんか?」
 「まあいいけど」
母は笑いながら承諾し、父は
 「それじゃあ早速」
いそいそと風呂場へむかった。
我が父トシオ、60の峠を越えてなお、やってることは小学生。
永遠の小学生。
あきれていたら、母がぽつりと呟いた。
 「ほんま、あんたたち、よく似てるわ」
・・・なんですと!?


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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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