在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
家族の檻
「飲まなくちゃやってられない!」
と、言える人はいい。
うらやましいと思う。
飲めない人間からしてみれば。
飲んで忘れることもできない。
下戸の私がいうなれば、今夜は
「チョコレート食べなくちゃやってられない!」
という気分。
まさにそんな気分。
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↓
包丁をくれた伯父さんや
いつも助けてくれる叔母さんや
うちは本当に親戚に恵まれていて
足を向けて寝られないほどなのだけれど
それでも中には、面倒くさい親戚もいて
なんだかんだで今日は疲れ果ててしまいました。
血は水よりも濃く重く
時にはひきずる鎖となると。
介護をする人は多かれ少なかれ感じていることでしょう。
家族という名の檻を。
と、言える人はいい。
うらやましいと思う。
飲めない人間からしてみれば。
飲んで忘れることもできない。
下戸の私がいうなれば、今夜は
「チョコレート食べなくちゃやってられない!」
という気分。
まさにそんな気分。
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包丁をくれた伯父さんや
いつも助けてくれる叔母さんや
うちは本当に親戚に恵まれていて
足を向けて寝られないほどなのだけれど
それでも中には、面倒くさい親戚もいて
なんだかんだで今日は疲れ果ててしまいました。
血は水よりも濃く重く
時にはひきずる鎖となると。
介護をする人は多かれ少なかれ感じていることでしょう。
家族という名の檻を。
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「ひとり歩き」がしたいらしい
母と買い物に行った。
本屋に行った。
私は旅行の雑誌を見てた。
となりでおとなしく雑誌をめくっていた母が、
「これいいねえ」
と見せてくれた雑誌が、これだった。
『ひとりで歩く神戸本』
おかーさん。
ひとりで歩けないから!!!!
・・・すごいツッこんでしまった・・・。
「いいもん!
誰かに車椅子押してもらって一人歩きするんだもん!」
それはもう一人歩きとはいえない。
本屋の前で親子で笑いころげてしまった。
応援の1クリック、よろしくお願いします!
↓
まあ、母の友達はもう高齢者ばっかりやからな。
かわりに私が押してやんよー。
神戸2人歩きしよか。
問題は、お洒落なカフェはたいてい、車椅子には不向き、てことなんだけどな。
あちこちの店を渡り歩いて写真を撮って、トイレ事情や段差事情を調べて
「車椅子むけのカフェガイド」
を自分たちで作ってみたいなあ・・・なんて、ちょっと考えた。
本屋に行った。
私は旅行の雑誌を見てた。
となりでおとなしく雑誌をめくっていた母が、
「これいいねえ」
と見せてくれた雑誌が、これだった。
『ひとりで歩く神戸本』
おかーさん。
ひとりで歩けないから!!!!
・・・すごいツッこんでしまった・・・。
「いいもん!
誰かに車椅子押してもらって一人歩きするんだもん!」
それはもう一人歩きとはいえない。
本屋の前で親子で笑いころげてしまった。
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まあ、母の友達はもう高齢者ばっかりやからな。
かわりに私が押してやんよー。
神戸2人歩きしよか。
問題は、お洒落なカフェはたいてい、車椅子には不向き、てことなんだけどな。
あちこちの店を渡り歩いて写真を撮って、トイレ事情や段差事情を調べて
「車椅子むけのカフェガイド」
を自分たちで作ってみたいなあ・・・なんて、ちょっと考えた。
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呪われたっぽい
母が本を読んでいる。
読むといっても、母のことだから、相変わらず1日に10ページ進んだらいいほうで。
気がついたらどこまで読んだかわからなくなり、読んだことすら忘れるありあさま。
ぜんぜん進まない日だってある。
1クリックで応援よろしくお願いします!
↓
今読んでいるのは村山早紀『ささやかな魔法の物語』という可愛らしい本だ。
(以下はネタバレになります。)
この本はいくつかの短編から成り立っている。
昨夜は、少女が姿を消してしまう話を読んでいた。
主人公の女の子は学校でいじめられている。
気丈に頑張っていたが、追いつめられ、とうとう行方をくらましてしまう。
みんなで探すがついに発見されることはなかった。
しかし、骨董屋の主人だけは彼女を見つけた。
女の子は、古い鏡の中にいたのだ。
人生に絶望した彼女は、古い鏡の中に逃げ込み、鏡の世界で永遠に微笑んでいるのだった。
・・・とまあ、ちょっぴりホラーテイストなファンタジーなのだけど。
読んでいる母もまたファンタジー。
女の子が行方不明になるところまで読むと、なぜか先へ進めなくなってしまう。
どうしても最初に戻って読んでしまう。
途中まで読んだことは完全に忘れてまた最初から読みなおす。
それを何度もくりかえす。
つまり、女の子は
いじめられる
↓
行方不明になる
↓
↓(読んだことを忘れて最初に戻る)
↓
いじめられる
↓
行方不明になる
↓
↓(読んだことを忘れて最初に忘れる)
↓
いじめられる
母のなかで恐ろしいループを続けているのだ。
それを傍で聞かされている私にとっては
・・・なんだこの呪い!
てな気味の悪さ。
早く女の子を助けてやってくれよ!
と頼むと、母は
「だってここまだ読んでない」
という。
「女の子が見つからへんねん、どこに行ったんやろ」
ともいう。
女の子は鏡の中の世界に永遠に囚われてしまった、という話なのだが、私にしてみれば、永遠に囚われているのは母の方だとしか思えない。
コワかった。
※注※ 本に罪はありません。良い本でございました。
読むといっても、母のことだから、相変わらず1日に10ページ進んだらいいほうで。
気がついたらどこまで読んだかわからなくなり、読んだことすら忘れるありあさま。
ぜんぜん進まない日だってある。
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今読んでいるのは村山早紀『ささやかな魔法の物語』という可愛らしい本だ。
(以下はネタバレになります。)
この本はいくつかの短編から成り立っている。
昨夜は、少女が姿を消してしまう話を読んでいた。
主人公の女の子は学校でいじめられている。
気丈に頑張っていたが、追いつめられ、とうとう行方をくらましてしまう。
みんなで探すがついに発見されることはなかった。
しかし、骨董屋の主人だけは彼女を見つけた。
女の子は、古い鏡の中にいたのだ。
人生に絶望した彼女は、古い鏡の中に逃げ込み、鏡の世界で永遠に微笑んでいるのだった。
・・・とまあ、ちょっぴりホラーテイストなファンタジーなのだけど。
読んでいる母もまたファンタジー。
女の子が行方不明になるところまで読むと、なぜか先へ進めなくなってしまう。
どうしても最初に戻って読んでしまう。
途中まで読んだことは完全に忘れてまた最初から読みなおす。
それを何度もくりかえす。
つまり、女の子は
いじめられる
↓
行方不明になる
↓
↓(読んだことを忘れて最初に戻る)
↓
いじめられる
↓
行方不明になる
↓
↓(読んだことを忘れて最初に忘れる)
↓
いじめられる
母のなかで恐ろしいループを続けているのだ。
それを傍で聞かされている私にとっては
・・・なんだこの呪い!
てな気味の悪さ。
早く女の子を助けてやってくれよ!
と頼むと、母は
「だってここまだ読んでない」
という。
「女の子が見つからへんねん、どこに行ったんやろ」
ともいう。
女の子は鏡の中の世界に永遠に囚われてしまった、という話なのだが、私にしてみれば、永遠に囚われているのは母の方だとしか思えない。
コワかった。
※注※ 本に罪はありません。良い本でございました。
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