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在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~

独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
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介護から逃げる?

友達がいった。
「だださんは頑張ってるね。
 介護から逃げる人もいるのにね」

えっ?
介護から逃げる?
・・・意味がわからない。

介護しきれなくなってホールドアップ、というのはわかる。
私も経験した。
だけど、始めから何もせず、逃げる?
どういうこと?
逃げられるものなの、介護って?


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母の姿をみて育ったせいだろう。
介護は「するもの」。
「しなくてはならない」という言葉すら当てはまらない。
ただ普通に「するもの」だと思っていた。
掃除、洗濯、炊事、介護、みたいな日常のもの。
介護って大変なんだと気がついたのも、わりと最近だったりする。

でも、そうだ。
そういう人もいるんだな。
都会に出たまま帰らない一人っ子とかもいるんだろうなー。
まあ、それも人生の選択肢。
想像つかんけど。

介護にネガティブイメージがあることに気がついてからずっと、気になってることがある。
すごい不思議なことがある。
言っちゃいけないんだろうなって思ってきたんだけど。
もう言っていい?
私の疑問。

結婚を決めるときって、相手の両親の介護を自分が担当するかもしれないって、想像したりするのでしょうか?
結婚は2人だけの問題だからそういうことは考えたりしないのでしょうか?

私は結婚とは縁遠い人間ですが、もし結婚するのなら、将来要介護人数が増えるなーってきっと考えたと思うので。

・・・つまり、言いたいのは。
義両親の介護を引き受けてるお嫁さんって
ほんまに偉い!
尊敬します!
心から、お疲れ様です!!!

ということです。
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出刃包丁

私は魚をさばくことができない。
3枚おろしとかできない。
母もできなかった。
母の母もできなかった。
だからこの年になってもスーパーの切り身しか買えない。

これは恥ずかしいんじゃないかと気がついて。
父方の伯父に教わりに行った。
伯父さんは、寿司屋を営む、本職だ。
プロに教わるなんて贅沢だー!

ぶきっちょな私にしては必死で頑張って、生まれて初めてさばいたツバスをお造りにした。
・・・まあ、半分以上はおじさんがやってくれたのだけど。

ツバスのお造り

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魚をさばいたあとで、おじさんは、
 「これ、あげる」
と包丁をくれた。
めっちゃカッコイイ、本物の職人の出刃包丁。
こんなの私にはもったいない!
 「魚は包丁がアカンと絶対に切れへん。
  切れる包丁やと、もし手ぇ切ってもすぐふさがる」
恐れ多いような気がしたが。
宝物にしようと思った。
ちゃんと研ぎ屋さんに研いでもらって、大切に使おう。
そして一人で魚をさばけるようになろう。
・・・この包丁に恥ずかしくないように生きよう。

職人の出刃包丁

出刃を受け取ったときに。
こんなふうになりたいと思った。
こんなふうに齢をとりたいと。
使い込まれて。
何度も何度も研石で研がれ。
硬い骨にも、動じない。
弱い心を断ち切るような。
強い。
強い包丁。
心の中にこんな頼もしい包丁を携えていれば、これからも強く生きていけるような気がした。
・・・ありがとう、伯父さん。

とにもかくにも。
使えるようにならなくては!
魚をさばけるようにならなくては!
ということで、帰ってすぐに魚を買いにいき、自分ひとりで頑張ってみた。


(ヒラアジ。の、はず。)

うん・・。
まあ・・・。
えっと・・・。
身が、なんか・・・・
やたら減ってしまった・・・。

骨にいっぱい残った身に関しては
スタッフがおいしくいただきました。


(アジはアジャリの大好物)


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秋の花々に囲まれて

なんだかいろいろ。
いろいろあって。
ちょっと・・・。
疲れた・・・。

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良いことも悪いことも、両方あった日は
悪いことだけ忘れてしまおう。

良いことはまたいずれ書くことにして。

今日はとりあえず、山で見つけた花の写真だけを載せておこうかな。






なかでも嬉しかったのは、この花に会えたこと。



名前を「アケボノソウ」という。
・・・曙草。
いろいろあるけど、
きっと日は昇る。


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初めましての方へ

母:高次脳機能障害、要介護5
妹:重度重複障害者
父:天然ボケ
猫:2匹
こんな家での暮らしを綴っています。
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