在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

Twitterでの呟きをやめます。
少なくとも、当分は。

そんなに活発には使っていなかったけど２年くらい続いたかな。
最初は「流行ってるから」という理由だけでアカウントをとった。
旅先からもツイートしてた。
助けてもらったこともあった。
わからないことを教えてもらったこともあった。
しんどい時に優しい言葉をかけてもらったこともあった。
ツイッターがきっかけで知りあうことができた人もいた。
ネットってなかなか良いものだ。

だけど、１４０字。
このお手軽さが怖くなってきた。

ツイッターではほんとに気軽に文字を綴る。
友達に携帯メールするみたいに。
ひとりごとみたいに。
誰が読むかもわからないのに。
簡単に呟く。
愚痴とか。
怒りとか。
イラつきとか。
気づいたら、ネガテイブ発言を連発してた。
醜い言葉をこれ以上綴りたくはない。

私みたいな人は他にもいて、ネットにはネガティブな言葉があふれている。
楽しいＴＬを追っていくとふいに、感情むきだしの生々しい呟きに遭遇したりする。
今の私にはそれを受け流すエネルギーもない。

早い話が「使いこなせなかった」ってことだな。
ツイッターやめたぶんをここのブログで書ければいいのだけれど。

今までやりとりをして下さった皆様ありがとうございました。
ＤＭでのみやりとりをしてくださってた方、よかったら今後はメールでお付き合いして頂けると嬉しいです。
メールフォームつけてます。
（たまにメールが届かないこともあるので、返事がこなかったらここの拍手でお知らせください）

昨夜、職場でのこと。

私は階段をのぼっていった。
一人ぼっちでとぼとぼと。
階段をのぼりきった所に、鏡がある。
姿見というのか、全身をチェックするための細長い鏡。
あと数段でのぼりきるというとき、その鏡に、誰かがうつっているのが見えた。
白い服を着た人だ。
　「あれ？」
足をとめた。
さっと動いて、白い影は消えた。
・・・おかしいな。
階段の下から見上げているのだから、私自身はうつらない。
まわりには絶対、誰もいなかった。
終業後の深夜１時。
がらんとした廊下に、私はぼんやり佇んでいた。

天気予報は「曇り」だと言ってた。
もしかしたら雨がふるかもしれないとまで。
でも目が覚めてみれば、みごとな青空がひろがっていた！
なんという五月晴れ！

残念ながら、うちの地域では金環は見られない。
部分日食になる。
それでも家族そろって空をみあげた。
家の庭でのんびりと。
朝ごはんを摂りながら。
コーヒーとトーストとソーセージとレタスのお皿の上で、太陽はゆっくりと欠けていく。
庭木の影が三日月形に痩せていく。


（欠けゆく木漏れ日）

風が止まった。
やけにシンとしている。
小鳥たちが歌うのをやめたからだ。
猫たちが落ち着きをなくした。
普段どおり庭で遊んでいたのに、太陽の欠けが大きくなると、そわそわと家の中に戻ってしまった。
そして怯えたように机の下に隠れていた。



（叔父が庭から撮ったもの）


空は、明るいのに暗い。
水色と藍色の中間のような、不思議なスミレ色だ。





素人の私に日食を撮るのは無理だ。
それでも諦めきれなくて、太陽にむかって直接コンデジを向けた。
すると・・・
　「なんだコレ！」
思わず叫んだ。
太陽は白くつぶれてしまったけど、隣りに「プチ日食」が写りこんでいた。


（無修正です）


いわゆる「ゴースト」、だと思う。
撮影ミスだ。
光源の形をくっきりうつしだすゴーストは、この場合にかぎってはミスではなくて成功だった。

金環は見られなかったけど、家族と大騒ぎしておおはしゃぎして、すごく楽しかった。
祭りが、終わった。
お日様ありがとう。
お月様ありがとう。
良いもん見させてもらいました。