在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

寒い・・・
寒い・・・

寒くて・・・
寒くて・・・
すっごく寒くて・・・

もうダメ・・・
もう耐えられない・・・
我慢できない・・・

私・・・
私・・・

アイスクリーム食べちゃう！



真冬になるとアイスがおいしい。
困った癖です。


妹の荷物を届けに施設を訪れた、その帰りにファミレスに寄りました。
でも
なんだか
気分が重たくて
なんだか
妹に悪いような気がして
なんだか
灰色の雲に覆われてるような気がして
静かな部屋でうとうとしていた妹の顔ばかりが目に浮かんで
目に浮かんで
でも
それでも
どんなときでも
チョコファジサンデーはすごくおいしいのでした・・・。

母が
　「これでよかったんかなあって考える」
とつぶやいてる。
私も考えてる。

でも考えてもしゃあない。
今はともかく信じよう。
信じてみよう。
妹自身の力を。
妹が自分で状況を変えていくことを。
・・・私たちは私たちの人生を
なんとかしていかなくてはならないのだから。


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今日、妹が施設に入所した。
母と2人でつれていった。
車のなかでは陽気に歌っていたのに、到着するといっさい口をきかなくなった。
職員さんに挨拶するときも
服薬や介護方法の説明をしているときも
契約書をやりとりしているときも
「好きな食べ物は？」ときかれたときでさえ
ただじっとうなだれているだけだった。
不安と緊張でガチガチになっていた。

わりあてられた３人部屋に通されたとき、携帯にメールがきた。
妹の友達からで
　「バリアフリーのホテルを見つけました。
　　２月になったら旅行にいこう！」
という内容だった。
メールを読み上げたとき、妹ははじめてにっこり笑った。
２月になったら。
旅行へいこう。
それまで、ここで。
・・・ここで頑張る。

まあ、クリスマスも年末年始も家に帰ってくるんだけどなー。

入所して初めての夜。
なんだか私も不安です。
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ケアホームを出た妹が帰宅した。
今夜一晩だけ自宅ですごし、明日からは施設の入所生活に入る。
緊張のためかなかなか寝つけず、
　「そばにいてほしい」
というから入眠するまで枕元にいたら日付が変わった。

妹のいわゆる「地域」での暮らしは今日で終わった。
たくさんたくさんの人に支えられた暮らしだった。
学校の先生。
友達のお母さん。
作業所のスタッフ。
それからヘルパーさん。

ヘルパーさんや元ヘルパーさんの中には十年二十年という長い付き合いの人もいる。
子供の頃からずっと世話してくださって妹のことを知り尽くしている。
寝かしつけるのも嫌いなものを食べさせるのも母より上手。
妹にはそんな
　「第２の母」
　「第３の母」
が何人もいるのだ。

母が倒れたとき、そういう方たちが
　「ゆうこのピンチだ！」
と大勢、駆けつけてくださった。
ケアホームを使うことが決まると
　「ゆうこのためなら！」
と世話人に志願してくださり、夜勤の多いきつい仕事を引き受けてくださった。
それから今日まで１０ヵ月間。
寝るときも。
遊びにいくときも。
風邪をひいて熱をだしたときも。
ずっと一緒に過ごしてくれた。
ただ仕事での介護ってだけじゃなかった。
病気の母にかわって・・・ときには本当の母以上に、愛してくれた。
愛してくれた。
家族よりもっと家族だった。
妹はなんて幸せなのだろう。
そして私たち家族は、なんて恵まれているのだろう。
足を向けては寝られない。

明日から、妹の新しい暮らしが始まる。
新たな出会いが素晴らしいものでありますように。


母と妹、車椅子２台を車にのせて明日は施設へいってきます！
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