在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
介護疲れと簡単にひとは言う
きのうの新聞に、母が娘を殺したという記事が載っていた。
介護に疲れた母が重度障害者の娘を殺したという。
祖母も認知症で、この母親はひとりでダブル介護だったとも書いてあった。
娘さんがどういう障害だったかはわからない。
どんな状況だったかは知らない。
だけどとっても、有り得ることだと思う。
介護疲れによる殺人が起こると、みんないろいろなことを言う。
どこかが悪かったからこうなったのだと。
「誰かに相談できなかったのか」
「福祉サービス使えばこんなことにはならなかったはずだ」
「ご近所づきあいとかどうなってたんだろう」
「政治が悪い」
「昔ならこんなことなかった」
「介護って、もっと力を抜いてするべき」
実際には知らないけどさ。
もしかしたら、このお母さんだって、誰かに相談していたかもしれない。
使える限りのサービスを使っていたかもしれない。
気持ちのいいご近所さんに恵まれていたかもしれない。
そう、我が家のように。
私のように。
でもどんなに恵まれた環境にあっても、ダメになる時はあると思う。
それは、深夜だ。
深夜、うちの妹は怪獣に変身する。
認知症のひともそういうことがあると聞く。
誰にも手がつけられない状態になる。
相談したって解決できるひとはいない。
使えるサービスがどんなに増えたってこればっかりは仕方がない。
夜中だからヘルパーさんもつかえない。
うちはケアホームまで利用してるけど土日には帰ってくるから土日は眠れない。
ルームメイトからも苦情が出ている。
世話人さんに苦労かけて申し訳ないと思う。
「昔はこんな事件なかった」なんて、きっと嘘。
昔は生まれてすぐに間引かれてたか、成人するまで生き延びられなかっただけだ。
殺された娘さんは妹以上の怪獣に変身しちゃったのかもしれない。
母親は、必死で抑えようとしたのだろう。
そりゃタオルで口ふさぐよ。
毛布もかぶせるよ。
相手は怪獣だもんね。
力、入っちゃったんだよね。
仕方ない。
仕方ないよ。
紙一重のひと、いっぱい、いっぱいいるよ。
・・・でも止めてあげたかった。
実際には知らないけどさ。
殺してしまったお母さんが可哀そうで泣いた。
でもこの記事読んだおかげで、来週末の私はちょっとだけ優しいお姉ちゃんでいられる気がする(いや、ムリかも)。
重い話でごめんなさい。
それでも良かったら励ましの1クリックお願いします。
↓
にほんブログ村
ちなみに私は妹が怪獣になっちゃて眠れない深夜、海外にいる友達とLINEをしています。
地球の裏側の友達なら日本が夜中でも平気だからです。
いらだつ私を紛らわせるために、綺麗な風景をみせてくれます。
青空の写真を送ってくれます。
友達はやっぱり大事だと思うのです。
介護に疲れた母が重度障害者の娘を殺したという。
発表によると、池田容疑者は11月30日午後3時頃、自宅寝室で次女の無職美和さん(33)の口をタオルでふさぎ、さらに毛布を押しつけて殺害した疑い。なにこれ、めちゃめちゃ身につまされるやん。
池田容疑者は美和さんと母親の3人暮らし。「娘が母をたたいたり、蹴ったりするので止めに入った」と供述しているという。犯行後、別の所に住む長男に相談し、119番した。
美和さんは手足が不自由で、池田容疑者は母親とともに介護していたといい、同署は介護疲れによる犯行の可能性もあるとみて、経緯を調べる。
祖母も認知症で、この母親はひとりでダブル介護だったとも書いてあった。
娘さんがどういう障害だったかはわからない。
どんな状況だったかは知らない。
だけどとっても、有り得ることだと思う。
介護疲れによる殺人が起こると、みんないろいろなことを言う。
どこかが悪かったからこうなったのだと。
「誰かに相談できなかったのか」
「福祉サービス使えばこんなことにはならなかったはずだ」
「ご近所づきあいとかどうなってたんだろう」
「政治が悪い」
「昔ならこんなことなかった」
「介護って、もっと力を抜いてするべき」
実際には知らないけどさ。
もしかしたら、このお母さんだって、誰かに相談していたかもしれない。
使える限りのサービスを使っていたかもしれない。
気持ちのいいご近所さんに恵まれていたかもしれない。
そう、我が家のように。
私のように。
でもどんなに恵まれた環境にあっても、ダメになる時はあると思う。
それは、深夜だ。
深夜、うちの妹は怪獣に変身する。
認知症のひともそういうことがあると聞く。
誰にも手がつけられない状態になる。
相談したって解決できるひとはいない。
使えるサービスがどんなに増えたってこればっかりは仕方がない。
夜中だからヘルパーさんもつかえない。
うちはケアホームまで利用してるけど土日には帰ってくるから土日は眠れない。
ルームメイトからも苦情が出ている。
世話人さんに苦労かけて申し訳ないと思う。
「昔はこんな事件なかった」なんて、きっと嘘。
昔は生まれてすぐに間引かれてたか、成人するまで生き延びられなかっただけだ。
殺された娘さんは妹以上の怪獣に変身しちゃったのかもしれない。
母親は、必死で抑えようとしたのだろう。
そりゃタオルで口ふさぐよ。
毛布もかぶせるよ。
相手は怪獣だもんね。
力、入っちゃったんだよね。
仕方ない。
仕方ないよ。
紙一重のひと、いっぱい、いっぱいいるよ。
・・・でも止めてあげたかった。
実際には知らないけどさ。
殺してしまったお母さんが可哀そうで泣いた。
でもこの記事読んだおかげで、来週末の私はちょっとだけ優しいお姉ちゃんでいられる気がする(いや、ムリかも)。
重い話でごめんなさい。
それでも良かったら励ましの1クリックお願いします。
↓
にほんブログ村
ちなみに私は妹が怪獣になっちゃて眠れない深夜、海外にいる友達とLINEをしています。
地球の裏側の友達なら日本が夜中でも平気だからです。
いらだつ私を紛らわせるために、綺麗な風景をみせてくれます。
青空の写真を送ってくれます。
友達はやっぱり大事だと思うのです。
PR
スポンサードリンク