在宅介護しながらウィーンへ行くブログ~猫とビターチョコレート~
独身のアラフォーが家族を在宅介護、やりくりしながらウィーン旅行を目指します
本を読める幸せ
母が『赤毛のアン』を読了した。
タブレットで本を読む練習をはじめたのが3月のことで、赤毛のアンを読み始めたのが4月下旬。
最初は4ページか5ページ読むのがやっとだったのに『アン』を読みはじめてからはどんどん上達した。
夢中だったからだ。
母はアンの境遇に涙し、いたずらに笑い、マリラとマシューの愛情に感動しながら読み進めていた。
毎日毎晩。
物語に没頭した。
暇さえあればタブレットをひらいては憧れのプリンスエドワード島に飛んで行った。
そうして今日、病気をしてから初めて、1冊の本を読み終わった。
・・・たぶん。
どこまで読めた?と横から覗いたら、母はいっしょうけんめい『あとがき』を読んでいたから。
もう全部読んだの?
「まだ」
でもそこもうお話じゃないよね?
アン出てこないし。
「そうなのかなあ。さっきアンとギルバートがマシューのお墓参りをしてたんだけど、マシューいつの間に死んだんだろう」
えーと。
ほんとにぜんぶ読んだのかな?
まあ、いいか。
次の本をダウンロードしようか。
何を読みたい?
「パール・バックの『大地』!」
マジですか!?
結局は続編の『アンの青春』に落ち着いたけど。
「本はいいね。本を読めるってほんとに幸せ。私の生きがいの一つよ」
と母は言った。
「想像力」。
赤毛のアンは繰り返し強調していた。
本を読み、想像する力があれば、どこへでも行けるし何にでも変身できる。
どんな波乱万丈な人生でも生きられる。
・・・たとえ体はベッドの上にあろうとも。
元の通りにはなんにもできなくなっちゃった母に、ひとつでも生き甲斐がよみがえったのなら、こんなに嬉しいことはないと思う。
タブレットのある時代でよかった!
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最初は4ページか5ページ読むのがやっとだったのに『アン』を読みはじめてからはどんどん上達した。
夢中だったからだ。
母はアンの境遇に涙し、いたずらに笑い、マリラとマシューの愛情に感動しながら読み進めていた。
毎日毎晩。
物語に没頭した。
暇さえあればタブレットをひらいては憧れのプリンスエドワード島に飛んで行った。
そうして今日、病気をしてから初めて、1冊の本を読み終わった。
・・・たぶん。
どこまで読めた?と横から覗いたら、母はいっしょうけんめい『あとがき』を読んでいたから。
もう全部読んだの?
「まだ」
でもそこもうお話じゃないよね?
アン出てこないし。
「そうなのかなあ。さっきアンとギルバートがマシューのお墓参りをしてたんだけど、マシューいつの間に死んだんだろう」
えーと。
ほんとにぜんぶ読んだのかな?
まあ、いいか。
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何を読みたい?
「パール・バックの『大地』!」
マジですか!?
結局は続編の『アンの青春』に落ち着いたけど。
「本はいいね。本を読めるってほんとに幸せ。私の生きがいの一つよ」
と母は言った。
「想像力」。
赤毛のアンは繰り返し強調していた。
本を読み、想像する力があれば、どこへでも行けるし何にでも変身できる。
どんな波乱万丈な人生でも生きられる。
・・・たとえ体はベッドの上にあろうとも。
元の通りにはなんにもできなくなっちゃった母に、ひとつでも生き甲斐がよみがえったのなら、こんなに嬉しいことはないと思う。
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Comment
>matu8さん
from だだ | 2014/05/11 22:16
ありがとうございます。
信じています。
どこまでいけるかはわかりませんが、希望はどこまでも持っていようと思います。
信じています。
どこまでいけるかはわかりませんが、希望はどこまでも持っていようと思います。