在宅介護しながらウィーンへ行くブログ～猫とビターチョコレート～

私には夢がある。
　「自分で釣った魚を、自分で料理して食べること！」
おいしい魚を食べたいっていう、ただそれだけなんだけど。
そのためにこ魚のさばき方も習った。

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ついに、夢がかなう日が来た。
オヤジが釣りに連れていってくれるという。
　「母さんもいっしょに行こう！」
　「行かない、興味ない」
にべもなく断られたのでオヤジと２人。
橋を渡って釣り場にむかう。


（いい天気！ 目指せ淡路島！）

母をデイに送り出してから出発したので、釣り場に着いたらもうお昼前。
駐車場のおじさんに
「この時間は釣れないよ」
っていわれたけど。
時間をえらべるほど暇じゃないんで。

とりあえず釣竿をおろす。
生まれて初めての釣り開始！



私はアジが大好きだ。
アジ来い、アジ。
アジ。
アジ・・・。

海に祈りながら待つことしばし。

ぐん！
と、糸が引いた。
魚がぐんぐん引っぱっているのだ。
かかった！

アジか？
アジが来たのか？
アジの刺身が来てくれたのか？
それともアジフライか？
塩焼き？
南蛮漬け？
わくわくしながら。

すると。



・・・あんた、誰・・・。

「それは『アイゴ』や」
と近くにいたおじさんが教えてくれた。
食べられます？
「うん、まあ、ヒレをハサミで切り落としたら食べられるで」
よっしゃ！

どうやって食べたらおいしいのかなー？

わくわくしながら、ぐぐってみたら。
衝撃的な事実が判明した。

アイゴ：
海釣りの外道。
ヒレには毒があり、刺さると痛い。

よく言うじゃない？
「この外道めが！」
って。
こいつか？
こいつのことなのか？

さらに、ショッキングなことには

とにかく臭い。
アンモニア臭がきついことから、
別名『ネションベン』とも呼ばれている。

かまうもんか！
外道だろうが小便臭かろうが！
釣ったからには、食べてやる！
アルコール臭には慣れてるんだからな！

などと言いつつ、ネションベンばかり５匹釣ったところで場所を変えた。



こんどはちょっと小綺麗な、鯛のちっさいやつみたいのが来てくれた。
２匹釣ったところで時間切れとなった。

海をみていると、平和だった。
釣り糸を垂れているだけで幸せな、オジサンたちの気持ちがちょっとわかった。

本日の釣果、よくわかんない小魚７匹。
釣り、めっちゃおもしろかった！



魚を食べた話は、また明日。